石川県内の安否不明者、323人に 輪島で250人増える
https://www.asahi.com/articles/ASS1604WSS15DIFI01R.html?ref=rss
これが「迅速」やったらこの地上に「対応の遅れ」なんか存在し得んぞ
自衛隊が崩れた山のような悪路を進む動画が自衛隊からポストされて、それに被災者ではない人たちが「ご尽力感謝します!」「美味しいものを召し上がって力をつけてください!」「自衛隊が遅いと文句を言っているやつはこれを見ろ!」「ボランティア見ろ、これこそが被災地のためだ!」「ボランティアに行くやつらは自衛隊の皆様の邪魔をするな!」とか引用つけてるの、腹が立ってきてしまう
もちろん被災してない人も政府の動向を見守ったりニュース見たりしてそれぞれの意見はあるだろうけど、被災してないとこの人たちにあくまでランダムで聞いて「迅速だ」と答えた人が多かったとしてだから何なんだという気もしてしまうな
被災地に対する日本の冷酷さについての愚痴
回答者が「迅速だとは思ってるけど十分だとは思ってない」という可能性もあるかもしれないけど。
〈「人的・物的支援については現時点で一律に受け入れていない」と表明しましたが、この方針について、44%の人が「適切ではない」と答え〉たとあるし。聞き方の影響もあるだろう。
それにしても……「マスメディアが知らせないからね、知らないなら『迅速』って言っちゃうよね、しょうがないよね」って思えない。
そもそも「能登半島に入るな」からしてすでに冷酷なんだ。このアンケートや、岸田名義の空虚な言葉に始まったことじゃない。けどこの数字はけっこう堪える。
マスメディアは、自公政権との共犯でこの冷酷な社会をつくっている主体者だ。加担じゃない。
マスメディアのなかで働いているひとりひとりをひとつにくくって語ることはできない、ということは忘れていないけど、媒体としての日本のマスメディアは十二分に罪深い。本当にひどい。そしてその媒体はひとがつくっているものだ。
被災地に対する日本の冷酷さについての愚痴
※私が過剰に反応してるかもだけど、被災された方が見たらしんどくなることもあると思うので、念のため閉じます
岸田文雄名義Twitterアカウントが発した空虚で冷酷な言葉と、JNN調査の結果にやられている。
〈明日で発災から1週間となります。
瓦礫の下で、まだ助けを待っている方のため、決して諦めず、(略)〉(1/7 18:39)
https://twitter.com/kishida230/status/1743930447544078819
【速報】能登半島地震、政府の対応「迅速だと思う」57% JNN世論調査(TBS NEWS DIG、2024/1/7 23:19)
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/929202
この電話調査、被災された方は回答していないだろう。そして回答の約半分は固定電話。土日に固定電話でアンケートに回答する層が答えているということになる。
私はテレビを見てないけど、能登半島に関する報道は著しく少ないと聞く。そういう要素が影響してこの数値になっているという推測はできる。
しかし、あまりにも冷酷すぎないか。
「初動を甘く見た」首相批判も 能登地震1週間、被害の全容つかめず
https://www.asahi.com/articles/ASS1763HNS15OXIE01Y.html
岡山まで揺れる震度7やぞ。そもそも「甘く見られる」要素がないやろ。
マジでいますぐその椅子を仕事できるやつに譲れ🐌
大きな災害なんかがあったとき、過度に自粛や自省しなくてもいいんだよというのはその通りだけど、昨今のSNSではまず「いつも通りの生活をアップしよう、経済をまわそう」というのが"先に"出てくるようになった気がしてる(たまたまかもしれない)。でも心が追いついていかないときに「経済回そう」と言われてもうっせーわとしか思わないし、そういうのは人に言われるんじゃなく自分のなかで折り合いつけていくのが大事なんじゃないのかしらと私は思うのだけど、そういうことも周囲の顔色見ちゃう人が多いんでしょうかねー
@maomaohamusutar そうなんですよね、特に「楽しいこと」をすることに後ろめたさがあるというか…辛い人がいるのにこんなことしてていいのかな…ってよぎってしまうというか…
でも娯楽を楽しむことと、被災地のことや考えなければならないことへの関心を失うことというのはイコールじゃないし…と思ったり、誰かに苦しさを吐露して慰め合ったり、その事自体にまた罪悪感を覚えたり、と私もぐずぐずしながら暮らしております…
そりゃみんな日常を過ごしていかねばならないわけで、「普段通りの日常」に戻ることも戻らないこともいろいろあるだろうし、それは各人がそれぞれの思うことや必要に応じてやっていけばいいはずなんだけど、正直単に「被災地に関心を持たないで済ませたい」から「"被災地の為にも"普段通りの日常に戻ろう」って言ってもらいたがってる人も少なくないんじゃない?と疑ってしまう
なんていうか「それでいいんだよ」「むしろ被災地のためになるんだよ」って言ってもらったうえで「関心を持たない」でいたい、みたいな…
繰り返すけどみんなそれぞれ自分の日常を過ごしていかねばならないし、そのこと自体は他人に責められることでもなければ、かといって逆に他人に許されたり正当化してもらったりしなければならないものでもないと思うんだけど
能登半島地震 障害のある人たちの状況は - 記事 | NHK ハートネット
https://www.nhk.or.jp/heart-net/article/888/
状況が過酷すぎて言葉がない…。
被災地の報告を読むと「"被災地の為にも"普段通りの日常に戻ろう」というムーブがますます耐え難くなる。
日常モードに戻っちゃったら被災地に関心無くなるでしょ風化するでしょそうなると復旧遅れるでしょ、私達っていつもいつもそうでしょ長年の経験でわかるでしょう。
「こわい」と同時に、当たり前だが腹も立っている。
そもそも、災害のたびに有志の無償のボランティアに頼りまくっているのは国じゃん。公助こと公的責任を放棄して自助と共助を押し付けてるのは国じゃん。にもかかわらず「迷惑」扱いって、非道すぎないか。「迷惑」扱いできた義理じゃなくないか。
今の能登半島だって、自公政権のやってることがひどすぎるからこそ、外から支援せざるを得ないと考えるひとが多くなるわけで。
実際石川県が「皆さまのご厚志に感謝いたします」と添えて「来たるべき出番に備えてまずは(ボランティアの)事前登録を!」と呼び掛けているけど、これにもものすごく思うところがある。
ボランティアに参加するという支援のあり方(を個人や任意の団体がとること)、ボランティアが災害復興に参加するという支援のあり方を否定するものではまったくない。
ともかく今は、被災した方が1分1秒も早く安全な場所で安心できる状態になることが何より大事だし。
ただ、ボランティア頼みの災害復興を続けてきた(このことについても災害のたびに数多の指摘がなされているはずだ)国・自治体の公的責任のあり方をそっちのけにして、ボランティアのあり方に善悪をつけ、「悪」とおいたほうへの悪意を駆り立てるような自公政権のあり方は批判する。
とにかく今回の「能登半島に来ないで」の号令は異常だ。
自民党の思惑を筆頭に、いろんな思惑が重なり合った結果起こっているのだろうと思うが、目の前で(特にTwitterで)起こっている事態は、日本社会に生きる市民の少なくない数がすでにパニックを起こしているような状態にあることの表れのようにも思える。本人はいたって冷静に、「我こそは現実を知る者である」と思ってるだろうけど。
若林さんもツイートされていたけど、6党の「国会議員の視察も当面自粛する」の申し合わせは、市民による「能登半島に来る奴らを攻撃してもいい」のお墨付きになってしまった。その意味で「も」最悪だったとやっぱり思う。
この状態、本当にこわい。多くの面でマジョリティである自分ですらこわい。
出生時に割り当てられた性別とは異なるバイナリーなジェンダーアイデンティティを持っているキリスト者。