知識を得るにつれ、もしかして自分をシスジェンダーとは言い難いな? と、ほんとにうーっすら思ってたんだけど、ここ数年それがややはっきりしてきて、でもしかしそれ以上にノンバイナリー、トランス、フルイドやXジェンダー等ではないな、という自認が強かったので、やっぱ俺の性自認はシスなのかなぁとぼんやり悩んでいたけど、デミというのを知って、もしかしたらこれがあってるかもという気持ちになってる。でも、じゃあ俺がデミボーイ(ガイ)かというと、それもまたちょっと違う気がするから悩ましい。
俺にとって、俺が男性であることは揺るぎないのだけれど、同時にしかしそれは俺の全てではないわけで、にも関わらず自分で自分を男であると雑な自認ぜざるを得ないとすれば、それはフラストレーションに感じる。
「マジョリティ」とは "気にしなくて済む人" であるとケイン樹里安は表現して、
「シス」とは "トランスフォビアによって定期的に苦しめられていない(もしくは苦しめられる可能性を管理しなくてもよい人のことを指す" と、エミコヤマは言っていた。
とすればやはり俺はもう自分をシスとは言えない気がしてる。グラデーションはわずかであっても、この自認についてふさわしい言葉があればいいなって感じ。