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レベッカ・ブラウン『天国ではなく、どこかよそで』(柴田元幸訳/twililight)
おとぎ話の語り直し作品が多めの作品集。しばしば語られないもの・見えないものを語っており、凄惨で奇妙な味がします。
「穴」なんて、体のテレタビーズならテレビがある位置に空洞とそのふちどりがあり、そこに穴がある生活はどういうものかを淡々と描写する話ですよ!
twililight.stores.jp/items/66f

『天国ではなく、どこかよそで』にはパンチラインがいっぱいあるんです。

“ヘンゼルとグレーテルは……えっと……えっと……「生きのびました」”
“生きのびるってのはまだ始まりです、易しい部分です。”(「ヘンゼルとグレーテル」)

“犬は彼女にとっては太陽であり月であった。
犬がいなくなると彼女は、人間が何かを愛しうる限りに、絵を愛した。”(「ご婦人と犬」)

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