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昨日はシドニーのダーリングハーストを通り抜けてきました。昔からゲイクラブやバーが多かったエリアです。
標識、郵便ポスト、図書館、裁判所など、周辺の公共のものと建物ほとんどにプログレス・プライドフラッグがついていました。

シドニーでは毎年3月にシドニー・マルディグラが開催されるので、事前準備が進んでいるようでした。 jp.sydney.com/destinations/syd
関連して2つ、忘れがたいできごとがありました。
1つはKirribilli Marketで。近年マルディグラのパレードに出て日本での同性婚実現に向けてアピールしているGender Free Japanという日本人団体があるそうです。資金集めの一環として、空き瓶のフタを使ったネックレスを5ドルで販売している日本語話者の男性2人組がいました。
私も買ったのですが、片方の人に「アナタこの間、相談に来た子?」と、もう片方には「インスタ見てくれたんですか?」と聞かれました。
違います……ただの通りがかりです(私に似た悩める若者に幸あれ)

もう1つはMarrickville Organic Marketで。週末市場に寄ろうとしたら、門のあたりに若者が2人立っていました。ひとりは電話中。
押し売りだったら面倒だなと思いつつ、通りかかると、チラシを持った若者が怯えたような緊張した面持ちで「来週マルディグラ・ストリート・ラリーをやります」と言いながらチラシを渡してきました。
そこで私も肩の力を抜いて「OK, いいね」とチラシを受け取りました。少し通りすぎた後に「Have a great day!」とチラシをくれた青年が叫んでくれたので、こちらも「Thanks, you too」と叫び返しました。
あとでチラシを裏返すと「イスラエルのピンクウォッシュに反対」「警察の横暴に反対」等々が書いてあって、ああこれは渡すのに勇気が要ると気づいたのでした。
主催団体のひとつに、QuAC(クァック:シドニー大学クィア・アクション・コレクティブ)というのがあり、アヒルのマークだったのが面白かったです。クィアのアヒル。

解説:つまり公式のマルディグラパレードの商業化・興業化に対して批判的な人たちが、別途独立して行進するわけです<もらったクィアのアヒルつきのチラシの件

しかしマーケットごとにクィアが偶然別のクィア(私)に出くわすの、さすがの密度の高さです。
写真はストーンウォール・ホテルという名前の飲み屋兼イベント会場の外壁にあったものです。
ピンク色の三角形にも意味があります↓
ja.m.wikipedia.org/wiki/ピンク・トラ

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