@biotit 2016年の『君の名は。』の大ヒットと、2016年のinstagram、2017年のtiktokが大きかったと思います。
文章表現としての「エモ」と、画像・映像表現としての「エモ」を分けて考えるとスッキリするんですが、(出自は音楽用語とはいえ現在では)前者が「言葉にできない気持ち」を表す言葉という曖昧なものであるのに対し、後者はデータベース消費で結構わかりやすいと思うんです。
「青空」「ひまわり畑」「学校の教室」「純喫茶」等々、ノスタルジーの対象になりそうな要素を組み合わせて画像や映像を投稿するとエモくなる。「パターン化されたエモ」という表現が少し前にありましたが、これは画像・映像表現の文脈だと分かりやすいんですよね。「言葉にできない気持ち」だと、パターン化されませんから。
@biotit そして、『君の名は。』というか新海誠は泣きゲーやセカイ系の繋がりで語れるけれども、instagramなどの画像・映像表現としての「エモ」はそれらとの直接的な流れで語れるかというと難しいというか。
instagramなどにエモい写真を投稿する人が、泣きゲーやセカイ系に興味を持っているかというとそうとも言えなくて、『君の名は。』を経由した間接的な影響に留まっている。
系譜と言えるかもしれないけれど、一度、ここで断絶している気がします。
@wak 直結してはいないですね。異なるジャンルやクラスタを跨いでしばしば飛び火したり、混ざったりしていそうなので、時期やクラスタによって何がエモかは異なる気がします。今のほうが退廃の成分が強くなってるんじゃないかなとか。
エモの系統樹を見たいです。
@wak 私もちょうど中韓のレトロブームとも繋がりそうと考えていました。ベトナムで人気の共産主義風カフェチェーン(2023.1)も似た流れかもしれません。
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/cor/2023/01/16/28582.html
エモが便利すぎるせいで、包括する範囲も広すぎる印象です。
@biotit ベトナムの共産主義風カフェチェーンは知りませんでした…こういうお店があるんですね。
最近は大久保駅周辺にベトナム料理屋が増えているから、いずれはこういうカフェもオープンするのかも?ですね。