Nature誌掲載作家で私が思い出すのはShelly Li(1992-)です。
彼女はティーン時代からずっと小説投稿を続け、Natureに何度か掲載され、長編も1冊出版しています。しかしデューク大学入学後の2011年からは小説を発表しなくなりました。大学では経済学と哲学を専攻していたようです。
かつてはケン・リュウと共作したり、陳楸帆にインタビューされたり、夏笳に英中翻訳されたりと、中華系SF界期待の星でした。
https://isfdb.org/cgi-bin/ea.cgi?135233
ひさびさに現状を調べたら、卒業後はモルガン・スタンレー→マッキンゼー→起業とビジネスパーソンの覇道を歩んでいたようです(Twitterの本人のbioより)
あれ、Shelly Liの2011年に出るはずだったファンタジー長編、調べると結局出版されていない……?
ひょっとするとそのへんの失意も創作から離れてしまった原因だったのかもしれませんね。