この記憶が何故鮮明かというと、このNHKの番組の直後、麻布で加藤周一さんと食事した際、大江について議論したからだ。
その際、加藤さんは「大江君にとってよかったんじゃないの。これで彼も文壇内の視線を気にせずに筋を通しやすくなる可能性もあるし」と述べた。
続けて「大江君はどうも、ちょっと「日和見」の所があるからねー。その意味では長くあってなくても、絶対に信頼できる堀田(善衛)君とは違うんだよねー」と続けた。
考えてみれば、大江は1983年「新しい人よ目覚めよ」で堀田善衛と明らかに同定できる人物をかなり悪意をもって描いていた。
1983年というと、文壇・論壇で新左翼とポストモダニズムの同盟によって一斉に「戦後民主主義」への攻撃を加えられた年。サントリー財団、東大駒場中沢事件、「文明としてのイエ社会」、すべて連動していた。加藤尚武のあまりにも下品な68年の際丸山眞男が学生に「つるし上げれている」様を描写したエッセイが中央公論に発表されたのもこの前後である。
とは言え、加藤さんは悠然と「ま、ノーベル賞たら言うレベルには当然大江君は達しているけどね」と付け加えた。
ところで、阿部某は大江とミラン・クンデラの関係を研究しているらしい。この二人についても、実は、加藤さんは語っていた。
皆さん、ご存知とは思うけど、YokkoさんのTwitterのアカウントは、@Yokko08768212 です。
去年、ICUに入って一度生死の境を彷徨った(というか一度心肺停止に陥ったらしい)けれど奇跡的に生還してくれた。
あの時も、本当にある朝突然「足に力が入らない」という内容のツイートされて緊急入院して、あっという間に症状が増悪してICUだったんだよな(細かく書くと、一度だいぶ良くなってから、また急変したんだけど)。
コロナの後遺症との闘いがどれだけ過酷なのか、日々のツイートで私たちに伝えてくれている人。
「頑張って」などと私などが口に出来るような状況ではない。だけど、どうか今回も助かって欲しい。
全国にはきっと私の知らないところで同じように後遺症と闘っている私の知らないYokkoさんが大勢いるのだと思う。
本当に、お願いだから皆んな、コロナを舐めずにマスクして欲しい。
Yokkoさん自身はもちろんマスクもちゃんとしていて、コロナ病棟で働いていて罹患してしまった人(上記の重い後遺症はそれからだいぶ経ってから突然発症した。軽い後遺症はその前からあったようだけど)。
皆のために働く医療関係者にそのような犠牲者を出さないためにも、皆んな、せめてマスクだけはして欲しい。🥺
公助が機能しないので自助と共助にたよるほかないというのはいまガザでくらすパレスチナのひとたちがまさにそれだぞ
きのこ。しろい。くろい切株が好物