アメリカの鉄道建設史では数多乱暴なエピソードがありますが、インターアーバンも負けていません。ウィスコンシン州ウォーケシャでは、ミルウォーキー・ライト&ヒート・トラクション(電灯電熱交通?)社が市内軌道の延長を目論みましたが、複線の申請が市に却下されて単線しか認められませんでした。
すると1899年7月1日土曜日の早朝、工事を始めた作業員たちは、なんと勝手に複線の軌道を建設し始めたのです。これに気づいた住民たちと消防士は、作業員に消防ホースを向けて作業を阻止しようとしましたが、結局裁判を経て、有耶無耶のうちに複線が延伸されてしまったそうです。
ところでなぜ市当局が複線での軌道延伸を認めなかったかというと、道路に馬車を駐車して用足しに行くスペースが足りなくなるから、という理由だったとか。市内軌道への反対運動は古く、1850年代の馬車鉄道時代から見られたそうです。
日本でも著名な印象派の画家、ルノワールの息子、J.ルノワールの1936年の映画『ピクニック』。
父の世代の作家モーパッサン原作の映画化だが、光と影の扱い、野外撮影など多くの点で、ネオリアリズモ、ヌーヴァルバーグの巨匠たちに大きな影響を与えた。
ゴダールの「映画史」はアトリエから飛び出し、光と色の関係を追及した印象派・後期印象派の絵画を多く引用している。ただし、商業的に成功したルノワールの父は省かれているけれども。
J.ルノワールの『ピクニック』は近代絵画の出発点となったマネ『草上の昼食』の構図に近い。というよりも、明らかにこの絵画を下敷きにしている。
『ピクニック』は反ファシズム人民戦線の1936年に撮影され、J.ベッケルの助監督として参加している。
同じ年、ルノワール、ベッケルは人民戦線のプロガンダ映画「人生はわれらのもの」を撮影している。
尚、下写真左上は、『ピクニック』の主演、シルヴィア・バタイユ。当時G.バタイユの妻であり、後J.ラカンと結婚、シルヴィア・ラカンとなる。
皇室プロパガンダしんどい最悪。
天皇達の英国訪問ニュースいらんいらんねん
チャールズとの小粋なやり取りとか天皇に声かけて感激する市民や日本人留学生のコメントとかいらんねん
能登半島地震の被災地に訪問した時に「天皇陛下達は自分が被災地に行けばニュース等で取り上げられて被災地の現状に社会の目が向く事をよくわかっておられる」と“皇室の存在意義“を反差別訴える人すら評価してたの思い出してケッケッケッアホくさっ
そうだね〜だから英国訪問と沖縄慰霊の日被せたんだろうね〜ケッケッ
日本政府とアメリカ政府が沖縄での米兵による性暴力事件を隠蔽した問題も天皇夫妻の英国訪問ニュースで覆い隠せちゃう、これが“皇室の存在意義“ってやつですよ
#植民地主義に反対します
目がさめると見知らぬところにねている。おおきな鉄骨でまわりを囲われた床の上だ。ねていたはずのじぶんのへやよりひろい。しかしどこにもかべがなく家具も一切ない。ゆかはすべりどめの模様がついた鉄板だ。すべて暗い緋色に塗ってある。つくりかけのようにも、これで完成したようにもみえる。ここはどこだ。
たちあがるとゆかは頑丈でびくともしない。ひだりがわに上の階へ通じる階段がある。そしてうえからねこが1ぴき下りてきた。三毛ねこだ。ゆっくり途中まで下りてこちらを向いたら、近所でたまに話すひとだとわかった。それで安心して話しかけた。「おはようございます。いま起きたらこんなところにいて。ここはどのあたりですか?」
ねこはしばらく固まっていた。それからそろそろとのこった段を下りながら「それはたいへんでしたね」とこたえた。
そのすがたを見ながらわたしは、このひとはいつもは人間のすがたをしているのに、いまはねこのすがたをしてぜんぜんこまったふうじゃないなと感心した。
というゆめをみた。
ホームレスの取り締まりを容認 米最高裁、屋外での寝泊まり禁止巡り
《判決の多数意見は、9人の判事のうち6人の保守派によるものだった。リベラル派3人は反対意見で「睡眠は犯罪ではない」と指摘。多数派の意見は自治体側の事情ばかりを重視し、ホームレスの人の権利を考慮していないと述べた。》
「 #米最高裁判所 、スティーブ・ #バノン の #刑務所 逃れの試みを棄却
#議会侮辱罪 で有罪判決を受けたトランプ氏の同盟者、緊急延期の申し入れに失敗し、月曜日までに刑務所へ出頭しなければならない 最高裁判所は、議会侮辱罪で有罪判決を受けたスティーブ・バノン氏の懲役刑を回避しようとする試みを却下した。」
トランプの知恵袋みたいな奴も刑務所に。
川北稔『砂糖の世界史』(岩波書店、1996)再読、読了。
言わずとしれた、岩波ジュニア新書の名著。随分むかしに読んだのだが、再読してみた。
「コーランとともに」西へ渡っていき、「世界商品」となった砂糖。砂糖きびの性質(適度な雨量と温度が必要なうえ、その栽培によって土壌の肥料分が消耗して土地が荒れるため、つぎづぎと新鮮な耕地を求めて、どんどん移動していかなければならない)から、「砂糖のあるところに、奴隷あり」となり、ヨーローッパ人が、アフリカなどから奴隷を引き連れ、カリブ海地域にプランテーションをつくり、「モノカルチャー」の世界にしてしまった……。
随分忘れていた部分もあり、「資本主義」についてその後いくぶんか学んだこともあり、今回の再読は豊かなものとなった。
植民地主義や奴隷制について学ぶならここから、と思わせる名著だと思う。
#読書
きのこ。しろい。くろい切株が好物