8月の朔日(ついたち)で八朔!
旧暦の時代では田(稲)の実がつく頃として”たのみの節供”とも呼ばれ、そこから「頼みの節供」となりお世話になった方にいっちょよろしくするみたいな日だったそうな。
🗓️8月1日(木)・八朔/水の日/釜蓋朔日
🗒️旧暦6月27日/丁酉ひのととり/土用
河野哲也『アフリカ哲学全史』(ちくま新書, 2024.7)とても面白かった。人物列伝っぽい書き方で過去の達成や限界、スタンスを紹介している。
そしてアフリカ系の思想家が人種主義や民族主義を擁護し強化してしまった例や、日本が南アフリカ共和国とそのアパルトヘイトを看過した歴史にも言及されています。
序文から少し引用します。
“短かったが刺激的な留学の間に、筆者は、アフリカ人たちの西洋批判を思い出さずには、もはや西洋近代の古典を読むことができなくなった。それゆえ、帰国した筆者は、日本の哲学の 現状には強烈な違和感を覚えた。西洋哲学の暗部が、あたかも存在しないかのように研究され ていたからである。”(p.18)
“これまで西洋批判は、日本においてはしばしばナショナリズムと結びついてきた。西洋中心 主義に対する批判があっても、それは、日本あるいは東アジアの伝統への回帰といった反動に 陥り、自文化中心主義をかえって強めてしまうことがある。
そこで、筆者が提案するのが「知の三点測量」である。西洋の近代化に対してアフリカがど のように解釈しどのように向かい合ってきたかを知ることによって、同じく西洋の近代化に対 して日本や東アジアがとってきた解釈や対応を相対化して理解できるであろう。”(p.20)
この前車中泊されてる人の記事もあったけど、ビニールハウスといい、一体この夏の暑さの中でどうやって「健康で文化的な最低限度の生活を営む権利」を有することが出来るのか。
それにしても日本は毎回災害の後に仮設住宅建てるけど、この仮設住宅自体が生活再建に余計な時間をかけているのではとよく思う。
諸外国に比べて「コミュニティ型」の生活であるという点で長所もあるのだろうけど、入居が必要な全員が入れるものでもない一時的な建物の建設に時間と費用を注ぎ込んで、そこから外れてしまった人達は7ヶ月も雨露をしのげるだけの場所で暮らしている。
仮設住宅のない国に住んでいるからこの辺の事情が十分に理解出来ない。
個人から集団での短期〜長期の移住とか、取り壊す必要のない集合住宅の建設とか、何か他に国や自治体が支援するべき選択肢は無いのかなとよく考える。
能登半島地震 あすで7か月 今も農業用ハウスで避難続ける人も | NHK | 令和6年能登半島地震
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20240731/k10014530901000.html
車中泊されてる人の記事↓
いい感じの呑み屋の名前を考案し、そこの常連になりたい。
個人的にすごく好きなのが、実家の近くにあった(いまもある)「スナック 蟻」です。
蟻のひと文字がとても唐突で意味不明でよかったのだけれど、いま考えてみれば「おれたちゃみんな働きアリよ…」という昭和のヴァイブスなのだなとすんなり納得できてしまってちょっと残念(実際にそうなのかは知りませんけど)…
でも「蟻いく?」とか同僚に言ってみたかった。
ママは引退した女王蟻で、ほんとうに女王蟻なのでみんなビビるがすぐ慣れます。カラオケはない(ポリシー)。スマホばっかり見てると叱られる。お通しは角砂糖(そういうのを期待してんでしょ的に)
現実の「スナック 蟻」は、きっと経営者もお客もすっかり高齢になってしまっているのでしょう。いちどでも行く機会があったらよかった…
いまから十年後、実家へ帰るさいに通りがかると、ドアがわずかに開いていて、吸い込まれるように中を覗くと、その先では大きな穴が土の中にどこまでも深く続いていて、ほかには何も見えなかった。それでいて不思議と、歓迎されているという空気ははっきりと感じられたので、ああ、そうか、今なんだ。と私は
クラフトワークのおかげで「原発批判は風評被害」みたいなアレな意見もたくさんみることができてウエ~となったので(笑)ETV特集『膨張と忘却 〜理の人が見た原子力政策〜』の録画を消化した。
長年、国の原子力政策に関わった研究者で 「理の人」と呼ばれた 吉岡斉氏が残した数万点の資料「吉岡文書」が見つかったことから、それを中心に国の原子力政策の検証をしていくというもの。
いろいろ見どころある番組なんだけど、そのひとつ。「核燃料再処理サイクル」がもうコスト的にも難しいんじゃないかという試算が出てきて再処理は諦めて直接処理にすべきという論が採択されそうになったとき、それらを議論する「長期計画策定会議」の近藤座長が中心となって『結論ありき』存続のための口裏を合わせる「裏会議」的なものを開催していたという。それがNHKの入手した資料でバレてしまって、当の元座長がしどろもどろでその言い訳をするというあたり。
まあ原子力政策に限らずだけど、どんなに問題が指摘されても「一度決めたことは撤回出来ない」結論ありきの政策が推し進められて結果国民にしわ寄せがくるという、我が国の伝統芸能みたいなやつ…本当にイラっとくる。そういうのらをずっと批判的な形で提言していたにもかかわらず、吉岡氏は福島の事故後はとても憔悴してしまっていたらしい。それからの変化として、吉岡氏はそれまでは距離をおいていた市民運動の側にも積極的に寄り添い原発についての発言を続けたという。
いい特集でした。NHKはまだ報道以外はたまに気骨を見せてくれますね。
名古屋市教育委員会、明日の教科書の採択審議、傍聴定員が50人から78人に増えてる!先週末、新婦人の事務所に行ったときにちょうど定員を増やすよう名古屋市に電話したり、申し入れ書を作成したりしてたのを見たからすごいすごーい!ってなった。
https://www.city.nagoya.jp/kyoiku/page/0000176878.html
【速報】
今日、午後17時頃、ちきさささんの祖母がコタツを片付けたことが分かりました。祖母は「朝晩は寒い」などの理由で今年6月からコタツの片付けを拒否していましたが、最低気温が連日25度を越える現状などを考慮したものと思われます。
説得を続けていたちきさささんは「ようやく片付けてくれてほっとしている」とする一方で「9月頃にはまたコタツを出すかと思うと今から気が重い」とも語りました。
中島らものネタで、「悩みそうだん室」を開業しようとした人が看板の字を間違えて「脳みそうだん」になってしまったというのがありましたが、今日は炎天下を買い物などでいろいろ歩き回ったので、この時間になっても脳みそが「うだん」という感じです。
https://www.amazon.co.jp/中島らものたまらん人々-講談社文庫-中島-らも/dp/4062763338?&linkCode=sl1&tag=bokukoui-22&linkId=4fe9feb58383c36f72d4b21ba7734b9b&language=ja_JP&ref_=as_li_ss_tl
きのこ。しろい。くろい切株が好物