ある程度の年齢より上の層にとってサザンオールスターズとは、という概念や状況やイメージを、できるだけユニバーサルになるように意識したうえで表現してみようと試みる遊びが楽しかった。
そのとき優勝したのがこちら。
「クーラーの効かない車の中」
いいよねこれ。
クーラーの効かない、ってとこだけでイメージはさまざまに浮かぶ。社用車の人もいれば、自分の車かも知れない。
歳をとって経済的に余裕ができるようになれば、効かないクーラーを修理して、あるいは車を乗り換えてそれを解消している可能性がある。だけど、それも叶わない状況がそこにはある。なんとなく”若かりし頃”を想像しやすい。もちろんそうじゃなくてもいい。
というか、クーラーというだけで季節は夏、しかも効かないってんだから、相当に暑い日であることも想像できる。
それでもその車に乗らざるを得なくて、いや、車に乗ってるんだから、どこかへの移動が今から行われようとしているのだろう。はたまその最中か、あるいは今移動をまさに終えたところかも知れない。
で、そこに流れているのがサザンオールスターズなのだ。
流れているのはカセットテープなのか、カーラジオなのか。もしかしたら音源じゃなくて、その人の鼻歌や、あるいは脳内にってこともあるだろう。
言葉にはこういう楽しさがあるのだ。
@ayumiko いいっすねええ!最高!
こういう話を聞かせてもらえてすげー楽しいです。
みんなそういう思い出があって、それらはバラバラなはずなのに括ることのできる言葉があるって本当に興味深いし素晴らしいことです。その括れる言葉の向こうに個々のストーリーがあるってのがまたたまんないですよ。やっぱ「クーラーの効かない車の中」が優勝だなとあらためて思いました。
ありがとー!