- CLAP: 内容はまあ知ってたし前日から毎日話聞いてたし…という感じだった。「プロジェクトのガバナンスはどうなってるのか?」っていう質問がよかった(自分がしようと思っていた)。回答はいまいちだった。
- nash.audioのプラグイン: プラグイン上にclangとかを組み込んでC++や独自DSLでhot reloadできるやつなんだけど、その前段階のサウンドオブジェクトのプログラマブルシーケンサーのほうが話のインパクトがあった
あとask the JUCE teamのところでAndroidのビルドどうにかしようぜ〜とかX11日本語入力はよ…! とか伝えといた。AAPも何人かに見せて回ったんだけど割と好感触だったと思う。Android用のプラグインプロジェクトのビルドサポートはちょっと改善したいしな。
ADC2日目(翌日に書いてる)
- DAWのアーキテクチャ: この中で次の次のセッションの話が出ててふふってなった。内容はGoFとかの話が多くて正直つまらんかった。他の人と話していても同じような感想だった。
- 汎用DSPモジュール: Androidオーディオコミュニティで共有されてたので知ってたやつ。1日目のreactiveのやつと近い低レベル感だった。バッファ単位で処理する話がなかったせいか「SIMDでまとめてできないやつでは?」みたいなツッコミが入ってた。
- Why you shouldn't write a DAW: DAWの機能のアレとかコレとかを開発するのにはこれくらい人月 = カネがかかるぞ、だからTracktion Engineを使え、っていうTE開発者の宣伝みたいなやつ。機能のブレイクダウンが細かくてこっちのほうがDAWのアーキテクチャの話を聞いた感じになった。
(つづく)
- WebAudio IDE : プレゼン環境が死んでてスピーカーが自分のPCを手に持ちながらしゃべるという地獄絵図だった。WebAudio IDEなのにいろんなプラグインフォーマット…のようなもの…をサポートしていてえらいと思った。
- RADSan : clangのSanitizerでrealtime safetyをチェックするやつ。Sanitizerで何ができるのか確認して、それを実装したよというはなし。独自forkを使うことになるらしい。 https://github.com/realtime-sanitizer/radsan
- 「自然な」歌唱合成のはなし (SynV) : より人間らしい歌唱を求めたのだけど、そもそも「人間らしさ」を評価する人間の判断基準のほうが危ういので、何を信じたらいいのかわからん、みたいな話だった。
- キーノート : 環境音を音楽として創作〜みたいな話だったけど、途中からデモのサウンドが耳障りすぎて聞くのをやめてしまった。
今日ADC23で聞いたセッション:
- Web UIとC++のオーディオエンジンのはなし。いろいろ自分がaria2web / aquaで実装してきたやつとかぶってた。アプリケーションプロトコルはスキーマから自動生成だった。みんな同じことやっていそう。
- reactive embedded programming : OSの割り込みは可能という前提でスケジューラーを組む話だった。テンプレートだらけのlambdaには手を出したくなかったようだった。
- 技術標準のはなし : オーディオジャックからMIDI 1.0まで、標準化の意味と限界(何が標準化されなかったか)の話をして、プラグインフォーマットに求められる要件などを話していた https://github.com/angushewlett/plugnpain
(続く)
T2もといPebbleがいつの間にかMastodonインスタンスになってた https://techcrunch.com/2023/11/13/pebble-a-startup-that-tried-and-failed-to-take-on-twitter-finds-new-life-on-mastodon/
(This is my Japanese timeline. atsushieno@g0v.social for English)
music software tools enthusiast. Audio Plugins For Android, Linux, MML, MIDI 1.0/2.0.
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