私は転職で選ぶ余地なく実家を出たけどそういうきっかけなかったらなかなか実家出なかっただろうな…大阪に実家あると移住の必要をあんまり感じなかったし、家を借りるにしても家賃は高いし
でもそういう特に実家との仲が悪くなかった人間でも、一人暮らしの楽ちんさを一度知るとまた実家で暮らそうとは思えなくなったくらい一人暮らしは楽しい
帰って毎日ご飯作れる?とかも、別に疲れてる日も毎日ご飯作らなきゃいけないって法はないし、遊ぶためのお金と生活のためのお金をどう配分するのかだって自分の価値観で決めていいわけだし
気にはなるんでしょうけど重荷に感じてるならその心配は重荷なんだと思います
あと重荷に感じてることと、親を好きかどうかとかは無関係なので大丈夫
イベントの一般参加する人のボリュームゾーンて間違いなく、別に手紙も差し入れもせずただ本やグッズを買っていく人だと思うんだよな
SNSの隆盛で同好の士の繋がりが密になったから、「普段から日常を知っていたりやりとりのある人に特別な場所へ会いにいく」みたいな感覚が強くなったけど、イベント出る方はどっちかって言うとお披露目会だから、本を手に取ってくれたり「応援してます」の一言だったりがすごく嬉しいんじゃないかな〜(別に声かける必要だってないわけだし)
別に誰かを喜ばせるために行くんじゃなくて自分が欲しい本を買ったりするのが目的なわけだし、差し入れで予算爆発させるより欲しい本をたくさん買って余力あったら差し入れも考えるくらいで全然
<BT
あやなさんをスープにしたみたいな響きでなんか魅惑的だな…あやなさんのスープ…
則宗のスープ…清光のスープ…小豆のスープはしるこのこと
ドラゴンカーセックスその後産卵話
「どちらさま?」
やや警戒気味の対応になったのは、その男の顔に見覚えがなかったからだ。越してきてからと言うものずいぶん大勢から歓迎の挨拶を受けたが、こんなに印象的な人間を見忘れるはずがないと自信を持って言い切れる。
並外れた美貌、と言ってよかった。
則宗のことも、清光は到底人間とは思えないくらいに美しいと思っている。しかしそこには多分に清光の好みにばっちりぴったりという加算がある。今目の前にいるのは、全然好みじゃないけどものすごく麗しい男なのだった。
「ああ」
とかれは言った。口許に微かな笑みが浮かび、そうすると尖った雰囲気が一気にやわらぐ。
「山姥切と言ってもらえればわかるはずだ」
「やまんば?」
「ぎり、だ」
「やまんば……」
白い眉間に皺が生まれる。やべ、と清光は内心焦りつつ笑顔を取り繕った。
「やまんばぎり、さん」
「そうだよ」
聞き分けのない子供に噛んで含めるような、辛抱強い口調で山姥切は頷く。
「一文字のご隠居とはちょっとした縁があってね。話を聞きたいと言うからこうして訪ねてきたんだけど」
さっきから出てくる「一文字」というのは何なんだろう。龍って名字があるんだろうか、と清光は首を捻った。
ドラゴンカーセックスその後産卵話
清光のその言葉に男は笑い、そんなことにはならないと請け合ってくれた。そして実際、その通りになった。なお、固定資産税に清光が目を剥くことになるのはその少し後の話になる。
転居の日、清光は則宗と揃って近隣を回り引越しの挨拶をした。どの家も、「ああ、沖田先生のところの」と明るく歓迎し、「先生のことは残念でしたねえ」としみじみ故人を偲ぶ言葉をくれた。残念と言われても、実は顔も知らない遠縁である。だが馬鹿正直にそんなことを言うほど清光は不器用ではなかった。
「ありがとうございます。ここに慣れるまでご迷惑をおかけすると思いますけど、よろしくお願いします」
殊勝に頭を下げる清光と、その隣でにこにこ笑う則宗のふたりを、皆が歓迎してくれた。
若い清光はともかく年齢不詳の則宗は怪しまれるかと思ったのに、そんなことはまったくなかった。
役所の手続き、日用品や食料の買い物、町内会の付き合い、家の手入れと、最初の一週間は飛ぶように過ぎた。
「一文字則宗はここかな」
そう言って若い男が訪ねてきたのは、ここらには珍しく冷たい雨の降る日だった。
<BT
シュワっととけるような恋がしたいわりに則宗の顔面への圧力がすごいwwwwwwだいすきwwwww
アルファアカウントが誤った情報をSNSでバズらせてしまうと、訂正するには同じくらいの影響力あるアカウントが糾弾するくらいの勢いが必要になっちゃうよなあ〜〜〜
なんてことを考えたりしていた
ドラゴンカーセックスその後産卵話
転居の準備は大変だったが、新居での荷解きと新生活のスタートは怖いくらいに順調だった。
なぜなら、亡くなった親戚が驚くほど善良で気前のいい人間だったからだ。
そもそも顔も知らない親戚だったのだが、故人は清光のことをよく知っていたらしい。家を一軒遺すくらいだから当然だと言うむきもあるかも知れないが、清光は弁護士から電話がかかってきたとき「どうせ誰も引き取り手がないから繰り上げ当選しただけだろ」くらいに思っていた。何しろ山陽の家である。清光の実家は北陸にあるし、顔を知っている親戚連中はだいたいその辺りに住んでいる。わざわざ見知らぬ土地へ移り住んでまで家をもらい受けたがる人間が出てくるとも思えない。
だが、清光と則宗の住む狭い1Kの部屋を訪ねてきた弁護士は、故人が遺言状で清光を指名して家を遺したのだと明かした。
「なんで?」
と首を捻る清光に、やたらと眼光の鋭い黒髪の弁護士は鬱陶しい前髪の向こうで目元の皺を深くして笑った。
「来ればわかる、とそれ以上のことは言うなと言われていてね」
「ふうん……」
もう少し聞きたかった。しかし、なんだか堅気でなさそうな空気を纏った男がそれ以上聞かせてくれるとは思えなかった。
「相続税で首が回らないなんてはめにはならないんだよね?」
BL GL大好き。ReSoner。
現在作品はxfolioに再録作業中です。
パスワードは「yes」です。