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ちなみに「お世話しなさい」って言われたので則宗はちゃんと清光のお世話をする
放っておくと自分のことを全然構わない清光くんに、髪や爪のお手入れをしてあげてやり方を教えて、髪を結ぶ可愛いリボンを選んだり服を選んだりする

清光くんは最初のうち、オークションで買ったんだから俺のこと抱くつもりなのかなって覚悟してたんだけど全然そんな気配もなく、そのうち則宗の隣ではすっかり安心し切ってくつろいで寝ちゃうようになる

一方則宗は競り落としたのはあくまで義憤にかられたからであって庇護すべき存在としか清光のことを見ていない
まあ金はあるからなうはは!とか思ってる

自分の隣でへそ天で寝るようになったのも可愛い、懐いてくれるのも可愛い、どっちかって言うと猫ちゃんとか親戚の子供みたいな感覚だった

そう、あの男が現れるまでは

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則宗と長義がやってるのは多分調査会社みたいなやつ
潜入調査とか尾行とかそういうのをやってるとこ(ふわふわしてる)

いつまでも何もしないのに置いてもらうのは申し訳ないみたいな理由で清光くんは最初家とか事務所の掃除やらのハウスワーク系を担当したいって申し出る
「家事は共同生活をする上での当然の分担だけど、事務所の掃除はそうじゃない、俺は対価のない労働は嫌いなんだよ」
って長義が言い則宗も頷いたので清光くんは調査会社でアルバイトをすることに

そのうち清光くんが人の顔をやけに覚えてるな?ってことに則宗が気付き、尾行の相棒として連れて行くようになり、ダウナー系だけど客あしらいが上手いってことで長義からも重宝されるようになり、そのうち調査会社の三人目のメンバーになっていくわけ

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「いやだ!ちゃんとお世話するもん!お風呂も入れるしご飯もあげるもん!」て駄々をこねる則宗に、清光が「あの俺、ご迷惑なら帰るんで…」って言い出すと今度は長義が難しい顔をして「オークションにかけられてた君に行くあてなんてあるのかな?子供は余計なことを考えなくていいんだよ、ここにいなさい」って言ってくれるわけ

「やったな坊主!今日からここが坊主の家だ」ってはしゃぐ則宗、「引き取ったからにはちゃんと最後まで面倒を見るんだよ、あなたが」って釘を刺す長義、今までの人生ろくでもなかったからまだ怯えてるけど空気の優しさに涙が出ちゃって何も言えなくなる清光

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闇オークションで清光くんを落札してきた則宗が帰宅早々同居人兼仕事の相棒である長義くんに「またそんな子猫や子犬みたいに拾ってきてあなたは…!返してきなさい!」って怒られたりするの見たいじゃん

海嘯を織る蛇 - ニッチシネマ|アト xfolio.jp/system/recaptcha?cre

海を識る者 - ニッチシネマ|アト xfolio.jp/portfolio/ato198/wor

特に古備前は出てこないんですけど、この小豆は古備前の魔法のお薬で人間になったという設定でした

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読んでもらえるだけでかなり嬉しいのに感想までいただけると舞い上がります
感想を啜ると寿命が伸びるタイプの生き物です

メッセージへのお返事です! 

wavebox.me/msg/1g0tzbt8rur2529

いつもありがとうございます🥰

<BT
「則宗がこんなアホポンコツなわけない」
VS
「恋をしてとことんポンコツになるところが見たい」

で後者が勝った結果です

アト さんがブースト

>BT
の、則宗の馬鹿ーーーっ!!!
この大馬鹿者ーーーっ!!!
ひん…ひん…隠居を気取っておきながら、なんて狭量!
でも…それだけ清光のことを愛してたんだよね…いや、今も。
くやしい…私がなんとかしちゃいけない…?(だめです)

古備前の魔法のお薬で人間にした人魚の話はだいぶ前に書いたのでそれもまたアップしよう(あずちょも)

実はちまちま書き進めてはいたのですが人魚の方を片付けてからと思って…

畳につっぷして肩を震わせ泣く清光を見下ろして傲然と言い放つ。庭に面した掃き出し窓の硝子に映る自分の顔が笑みに歪んでいるのを、則宗は見た。

 自分が、ふたりの間にあったつながりを断ち切ってしまったことを則宗は理解していた。あの日自分は清光をもはや信頼などしていないと宣言し、同時に己が清光を裏切ることを予告したのだ。
 則宗は、寮へ行く、清光に会う理由をみずから手放したのだった。
 それから二年、則宗は清光からの「会いたい」という手紙を無視し続けている。
 今更どの面を下げてかれに会いに行けばいいのかわからない。さりとてすべてを諦めてかれを手放すこともできなかった。

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「住むところも着るものも、何一つ不自由はないはずだ。この上何が欲しい?」
「則宗」
 そうじゃない、とかぶりを振る清光の頬からは血の気が引いている。畳の上にそろえた指先は哀れなほど震えていた。
「無聊を慰めるものもここにはたっぷりあるだろう。──僕が何も知らないとでも思ったか?」
 則宗の視線の先を追った清光が短い悲鳴を上げた。
「ちがう」
 視線の先、庭にいるのはくだんの小者だ。座敷で何が起こっているのか気づいてもいないのだろう、鋏を手に庭木の枝を整えている。
「あの人はそんなんじゃ」
 則宗はその言葉を手を振ってさえぎった。
「かまわんさ、多少の遊びに目くじらを立てるほど僕も野暮じゃあない」
 心の中のどこにもない言葉が恐るべきなめらかさで口をついて出る。
「むしろ鬼の居ぬ間に少しくらい羽目を外してくれた方が僕としてもありがたいくらいだ。お互い様ならお前さんだって僕の火遊びに目をつぶってくれるだろう?」
「──そんな」
 石榴色の双眸が潤み歪む。清光は言葉を紡ぐこともできずに薄い唇をわななかせた。
「好きにするといい。だがここを出ることは許さない。それだけは、許さない」

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 二年近い年月が過ぎても、小さな隠れ家の様子はまるで変わらなかった。前栽の菊は変わらず丹精されて今を盛りと咲き、庭は掃き清められて落ち葉のひとつもない。小さな宅内の調度も則宗の記憶のままだ。
 座敷に入るとわずかに面やつれした清光が笑顔で出迎えた。
「やっと会えた」
 安堵とやるせなさがないまぜになった笑みに、捨て置いた時間の長さを突きつけられた心地がした。則宗は腰を落ち着けるのももどかしく膝をつき、清光に手を伸ばした。
「清光」
 放っておいてすまなかった。愚かな独り合点で悋気を起こしてさみしい思いをさせてしまったと詫びようとした唇は、次の瞬間清光の放った言葉に凍りついた。
「俺と別れて」
 喉の奥に苦く熱い塊がつかえた。とっさに言葉が出ず、差し伸べた手が宙で泳ぐ。
「お願いだから、別れてください」
 そう言うと清光は両手を畳についた。黒髪が揺れて胸元へ落ち、われた襟足から真っ白なうなじがのぞく。
「……何が不満だ」
 喉から出たのは自分でもぞっとするほど低く冷ややかな声だった。弾かれたように清光が顔を上げる

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スリットとヘミぺのおふたりなので今回は則清でしたが遠からず加則も発生します

アト さんがブースト

狗喰魚 - ニッチシネマ|アト xfolio.jp/system/recaptcha?cre

人魚えっちまとめました。今回挿入の方向性としては則清です。

こだわりポイントに触れていただけててすごく嬉しい感想です〜

@ebidakedokani23 ウフフ☺️
素敵な感想ありがとうございました!実況みたいで拝見していてニコニコしてしまいました!読んでくださってすごく嬉しいです。

話は全然変わりますが新刊楽しみにしています!!作業たくさんだと思いますが、まだまだ暑いのでくれぐれもご無理はなさらずに…🙏

アト さんがブースト

良き良きの良きなお話をありがとうございました✨楽しかった〜☺️

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