習い事絡みで公募展に応募して今回残念ながら入選ならずで、さすがに四年入選の後題材を変えた途端二年連続落選だとこれはまだ実力が足りねぇんだな、しばらく応募するのやめよっかな(応募するのも金がかかるので)と思いながら先生に報告したら、今回めっちゃ惜しくて先生としては入選を狙えると思ってくださっていたらしく、現金な私は来年も元気に出展しよ!!!と決めたのであった
一度抱いてしまえばあとは同じだと自分に言い聞かせ、則宗は清光のために小さな茶寮を探し出しそこへかれを移した。これまで隠宅へ住まわせていたのは、かれが特別だったからだ。庇護し世話をすべき者から情人へと変わったのであれば、それに相応しい処遇というものがある。
しばらくの間、則宗はその寮へ足繁く通った。愛らしい情人は頬を染め喜びを隠さずに則宗を迎え、かれのためだけに唄を謡い舞を差し、そして褥で甘く愛らしく囀った。
掠れた少し低い声が鋭く高く変わるのが愛しくてならなかった。
蜜月が終わりを告げたのは、清光を抱いてからちょうど一年が過ぎた夏の終わり頃だった。
いつもは出す先触を出さなかったのは、虫が知らせたからだろうか。
突然訪ねていったらどんな顔をするかと忍んで行った則宗は、三味線の音に気づいて庭の籬からそっと透見をした。果たして濡れ縁には、麻の単にゆったりと扱きを結んだだけのしどけない姿の清光がいた。手すさびのように撥で弦を弾き、曲にもならない音を小さく響かせている。
こないだミーティングで各自お仕事の進捗がどうなってるかを報告するターンがあって、他の人がみんな「あれが何件あってこれが何件で直近でやらないといけないのは何件」みたいに報告する中、「いっぱいあるけどなんとかなると思うのでがんばります」と報告していた部下氏
君はまず件数を把握していないからいつも何もかもがギリギリの勝負になるのでは?(そして大体そのせいで失敗してる)
しかしスケジュール管理について口出しをしたものかどうかが悩ましい
はっきりケツの決まってるものをギリギリまであたためてしまって「実はアレ期限切れでした」というパターンの事故ばっかりなんだよな
この「実は期限切れでした」っていうのはそもそも他の部署や取引先が見落としてたせいではあるんだけど、じゃあそれをうちの部署が見落としていいのかと言われたら圧倒的にダメなので…
「則宗は俺に……」
発情してるの、という言葉はさすがに口には出せなかった。あまりにも生々しかったからでもあるし、近頃の則宗の様子からそれが今目の前にいる人魚の虚言であるとも思えなかったからでもあった。
うろうろと清光の周りを泳ぎ回ったりじっと熱っぽく見つめたり、そのくせ清光がそっと手を伸ばすと逃げるように身を引いたり、そういった行動の全てに説明がつくではないか。
「人魚は情が強《こわ》いんだ。あいつは特に、今まで一度も番を持たなかったからな。お前への思い入れはよほどだろう」
「今まで一度もって……人魚って季節ごとに相手を変えたりするわけ?」
ひっかかりを覚えて尋ねる。返ってきたのは清光にはあまり嬉しくない答えだった。
「そういう人魚もいる」
突然清光は不安になった。
今の今まで、則宗からの好意や愛情がこの先翳ることなど考えもしなかった。だって自分は則宗に手ずから人魚にされて海まで連れて来られるほど愛されている——そのはずだ。
だがもしそれが、人よりはるかに永い命を持つ人魚の、ほんの気まぐれでしかなかったのだとしたら?
こないだ買ったリュックがあまりにも便利で楽ちんなのでプライベート用のつもりが仕事用にしてしまい、全く同じ型の別の色のやつをプライベート用に買うか別の型のにするかで悩んでる
取り回しがめちゃくちゃ楽だから同じのでもいいんだけどせっかくだから別の型…いやでも今の使い心地で満足してるし…と煩悶
でもさ〜〜〜初夜失敗する則宗は見たいし清光も見たいじゃん〜〜〜
BL GL大好き。ReSoner。
現在作品はxfolioに再録作業中です。
パスワードは「yes」です。