グリーズの「イカサマゲームは引き際が大事」が「滅んだオーダーに殉じて戦いのみを続け共に破滅する」コースから退くための助けになった。
グリーズをはじめ、カルくんはフォースに関係しない人からも人生について色々教わっている。その誰かの経験からくる教訓を共有してもらえるのはカルくんの人徳と思っていい。
人を引っ張っていくのでなくお節介焼きたくなるタイプのカリスマ持ち。だからマンティスが解散した後も自分のチームを持って固定の仲間と組んでいたし、一度決裂した仲間も再会したらほっとけねえなで再結成する。
そのために決裂の原因になったとにかく帝国に打撃を与えたいってマインドは棚上げにする必要があったけど、自分が間違ってた、やり方を変えないと、と切り替えられる柔軟性をシアさんと再会したあたりで取り戻した。
しょっちゅう凹まされてるけどそこからの立ち直りが早いのが持ち味で、そのしぶとさは決して生来のものじゃないところが深み。散々苦労した末にものにした後天的な強さ。
直接会ったこともなかったジェダイ・マスターが大切な相棒と使命を自分(カルくん主観だと落ちこぼれの自分「なんかに」の卑下が乗る)に託してくれて、BD-1が選んでくれた、という事実が一人だとぽきっと折れそうなカルくんを支えている。
孤独に弱くて一人じゃ立てない人。
経験を積んでも力をつけてもそのウィークポイントは克服できてない。一生克服できないと思われる。オビ=ワンのように誰を失っても使命のためにじっと耐えきる強さはない。
一人じゃ無理なので無理じゃなくなるように他者との繋がりを受け入れたのがサバイバーの話。
自分が自分でいるために必要な人といる人生を掟の遵守よりも優先した。
ダガンにやった幻術返しはキレがあったなと思うけど、あれはダガンの術を利用したと言っているのでカルくんの技術でなくダガンのものなんだと思う。
術にかかった相手が恐れているものを見せる、という幻をカルくんが使えるようになったわけではなく、あくまでもその指向性を反転させて術者のダガンに向かわせただけ。
ダガン戦後にカルくんが恐怖からくる幻を誰かに見せる様子もなかったし。
ダガンも尊敬するジェダイからの否定を恐れているという点ではカルくんとそっくりだったんだ…とサンタリが彼に突きつけた言葉(幻覚)でうわぁという気持ちになった。カルくんが投げつけられたのと一言一句同じだった。
このジェダイ、つくづく自分のもしもの姿を見せつけられすぎである。
せめてひとつくらい望ましい方のもしもがあっても良くない?と思うけど、あの時代のはぐれジェダイは皆暗中模索してるから都合の良いお手本はないのであった。
サバイバーのカルくん前作と違うなってところは、敵対した相手を確実に殺してるところ。
何だかんだで有耶無耶になったり、直接手を下さなかった少年期の冒険に対し、サバイバーでは暗殺者じみた任務もしてたみたいな前歴の上で明確に手にかける描写が入る。事故的にやってしまったのでなく、どの戦闘もしっかり殺す気でやってる。
やっぱティーン設定のキャラクターに殺傷行為をさせるのは、ってストップかかっていたんだろうか。
サバイバーの敵対者で直にやらなかったのデンヴィックくらいだな。
それでも直前まで他の落とし所はないのか呼びかけてはいる。ダガンは…ジーの目の前で口論になった時に見切りをつけたのかな。他のどの敵相手よりも拒絶反応が強かった。うーん尋問官とレイヴィス、ダガン、ボードよ並びだと情状酌量の余地が一番ないのはダガンかな…。
カルくん煽り下手なんでダガン初め誰にもさして効いてなかったな。口喧嘩弱いなあ。弱いけど、かと言って引きもしないから痺れ切らして仕掛けてくるのは大概相手側になる。煽り力はないけど耐性は高い。
罵倒と皮肉の語彙が少なくて効果の薄い煽りで言ってやった!って顔してるの可愛げだからこれからもなくさないでほしい。
好みにすごく合うゲームに出会えてホクホクしている
会社の飲み会もいいことある
エルデンリングからSpirit of the Northの話に辿り着いたのが謎だけど。
ゲーマー多いチームで好みがわずかに被る感じなので、雰囲気ゲー好きって言っておくとビジュでこれアキイロさん好きそうって教えてもらえてお得