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今月はずっと締切が立て込んでいて実名SNSも匿名SNSもあやつる余裕がほとんどなかったので遅ればせながらお知らせです……!

12月23日発売の「週刊読書人」年末回顧号のジェンダーの欄を担当しました。前年までの当欄と、それと取り上げる本を選ぶさなかにノンバイナリーの個人としてトランスのことを前提としている本の話をしたいと感じたことをかんがみて、トランスの生存可能性を切り開きうる本を6冊(+文庫化2冊)取り上げています。泣く泣く諦めた本もいくつかあるほどに2022年はトランスの生存可能性を切り開いてくれる本が出た1年でした。どうぞよろしくお願いします!
jinnet.dokushojin.com/products

長谷川白紙企画公演に行くことと翌日具体展を回ること以外なにも決めずに大阪に来てしまってすこしだけ途方に暮れ……

外での発表はできて研究室での発表ができていない理由に、研究室での発表はトランスインクルーシヴな思想の「説明」をその「失敗」への期待とともに求められるのがわかりきっていて、それが負担だというのがないわけでもなく。

オーバーワークでしんどくなっていたようで、仕事を人と分け合ったり発表を見送ったりして、気持ちがだいぶ楽になりました。丸2年研究室での発表をしていない(が外での発表はしている)ねじれの大学院生をやっているのでさすがに来年こそは……。

仕事が進んでいないのに休むなだとかいう自分で自分に向けてしまう攻撃は自分の周囲にいる人が同じことをやっていたら間違いなくやめてほしいと言う類のものであることはわかっていて、それでもなお止められない……

研究進んでないし遅れている仕事もあるのにZINEをやっていいの/文フリに出ていいの/友人と遊んでいていいの、といった数ヶ月蓄積してきた自責的な内語をとうとう振り切れなくなってきて精神が決壊しそう……

編集部員のひとりによってZINEの企画が商業に持ち込まれていたがだめだったため同人誌で出たと読めるツイートが流れている件について、編集部員としてまったく感知していなかったことだし、わたしが認識している事実とは異なるのでマストドンでだけですが訂正のようなものを入れます……。正直なところかなり動揺しています……。

反トランス差別ZINEが商業でないのは、編集部員が商業に持ち込んだけれどだめだったからではなく、編集部員のなかにいる発案者が商業出版にパイのない人間だったためにもとより同人誌でやるほかなかったからです……。ただ、おそらく同人誌でなければ載ることのなかったであろう原稿のどれもが今の状況を鑑みて読まれてほしいもので、同人誌のかたちで出してよかったとわたしは思っています。

わたしの誕生日の語呂が婚姻に結びつきすぎていていやなのだという話をしたら友達が「わんわんにゃんにゃんの日」「いいつうふうの日」「いいふうふうの日」「わんわんふうふうの日」などの別の語呂を考えてくれた

26になったのですが、25の1年間は修論と博士進学にあたっての環境の変化にぐったりしていることで飛んでしまったのでちょっと忸怩たるものがあります……。たぶん文章をいままでで一番外に出した一年でもあるのですが作品をほとんど書けず生活もだいぶめちゃくちゃだったので、今年は生活の基盤を安定させたい。

紀伊國屋書店新宿本店さんでのZINEの配置位置がとてもうれしい…!寄稿者の方や編集部員の本(『言葉の展望台』『物語とトラウマ——クィア・フェミニズム批評の可能性』『布団の中から蜂起せよ』)やブックリストで紹介された本(『トランスジェンダー問題』『ノンバイナリーがわかる本——heでもsheでもない、theyたちのこと』)と一緒に並べていただいています✨
twitter.com/kinoshinjuku/statu

反トランス差別ZINEの副題の「われらはすでに共にある」は事実としてそうであることをアジテーションする意図をもって編集部で相談して決めたのですが、文フリで色々な人に手渡して、言葉を交わすなかでわれらはすでに共にある、ということがあらためて確認されたような気持ちです。

文フリありがとうございました。いわゆる社交の場が得意ではないのですが、文フリでは人と話すときにつねに本や作品が間にあるし、偶然が偶然を呼ぶようなこともあり、ありがたくて楽しかったです。ZINEが多くの方の手に渡っていったことも。

Fedibird

様々な目的に使える、日本の汎用マストドンサーバーです。安定した利用環境と、多数の独自機能を提供しています。