これ下半分閉じるのどうしたらいいんだ。featherからできる…?
ひろしのことを考えていた。
ひろし、どこかに行きたい、行かずには居られない人だ、と思っている。実際どこまでも自分の足で進んで、その先に多くの苦難や悲しみとぶつかりながら、彼は何か得たのだろうか。紅蓮までに英雄という地位と名声を得たとして、それは望んだことだったのだろうか。私はそうは思わず、お使いしているくらいの生活を望んでいたのではないかと思っている。時代がそれを許さない。
戦線から離脱した漆黒で、水晶公から慈愛を受けて、それを受け止められたんだろうか。
彼を繋ぎ止めるに足らないからこそ、暁月での荷物を半分、という話だったのかな、とか。
そう考えたとき、少し距離を置いた黄金で、彼を見てホッとしたのであれば、とても絆されているのだな。
ゴンドラでひろしは、ラハの存在だけが肯定される訳ではない、と思ったりはしなかっただろうか。シャットダウンを見守りながら、2人は何を考えていた?
ファウストに望楼守リュンケウスっていうのがでてきて、「高い樹上の山猫のような目をもつ男」らしい。ヘレネーの美しさに目がくらみ、無能となる。
ちょっと昔に書いたメモには「財宝を差し出すか、もとより白が彼女のものになれば宝は彼女のものである」と走り書きしてある。
リュンケウスは高いところからあちこち見回して楽しんでいたのが、よく見つめていた老夫婦や菩提樹が暗闇の中に燃えていくのを見て無力に打ちひしがれる、というエピソードもあって、興味深い。手元に本がないので読み返せなくてじたばたしている。
SNS版フライング・ダッチマン