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ファウストに望楼守リュンケウスっていうのがでてきて、「高い樹上の山猫のような目をもつ男」らしい。ヘレネーの美しさに目がくらみ、無能となる。
ちょっと昔に書いたメモには「財宝を差し出すか、もとより白が彼女のものになれば宝は彼女のものである」と走り書きしてある。
リュンケウスは高いところからあちこち見回して楽しんでいたのが、よく見つめていた老夫婦や菩提樹が暗闇の中に燃えていくのを見て無力に打ちひしがれる、というエピソードもあって、興味深い。手元に本がないので読み返せなくてじたばたしている。

見るために生まれ、
物見の役を仰せつけられ、
望楼にこもっていると、
この世は実に面白い。
遠くも見れば近くも見る。
(中略)
自分が娯しむためにばかり
おれはこんな高いところにおかれているのではない。
なんという怖ろしいことが
あの闇の中から押し寄せてくるのだろう。

というところだけ抜粋してある。大事なとこがないんだが!!!!!

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