でっかい砂虫さんはでっかいIMAXスクリーンででっかく見なきゃと思って、DUNE2作目を観にグランドシネマサンシャインまで出向く。
姿もでっかいけど音もまあでっかくて、虫さんドコドコすると椅子がビリビリ。
ハルコンネン家の気持ち悪おじさん(褒めてる)の気持ち悪さもひとしお。
話がまだまだ大展開中なんだけど、もう一作で完結するの？ほんとに？
それで、これに先立ってデヴィッド・リンチ版も見てみようと思って前日にレンタルで見たんだけど、こっちもこっちで好きだわ…
あまりにも話を詰め込み過ぎて諸々指摘があるのは聞いてたし実際そうだけど、表現も特撮満載もおもしろいよ。
あと本筋と関係ないけど、お貴族様の犬がね…ペチャ顔の犬が、ワープ航行中にスタジオが暑すぎてヘェヘェしてて視線奪いまくり。最後は砂漠の戦いに連れて行かれたよ…
300年くらい前の写本がデジタル化のための撮影から帰ってきて、中性紙に包まった上から識別のための番号とかタイトルとか元の保管場所のメモだらけになってるの、それで撮影されたデータはインターネットでアクセスできるデータベースで公開されてるの、これ書き写した人にも見せてあげたい。
写した人のみならず朱書き入れた人とか借りて読んだ人とか譲り受けた人とか、紙摺った人とか墨作った人とか筆作った人とか綴じた人とか関わった人全員に見せてあげたい。
いいぞもっとやれって云うか、からくりで写し取るなどけしからんって云うか、勝手に拡散してんじゃねえって怒られるか、こより切れちまってるじゃねーかって心配されるか、虫食ってるって悲鳴上げられるか…
江戸時代のなまずさんがかわいいの。
安政の大地震(1850年代)を受けて描かれた絵。
まっさきに頭に要石を乗っけられて神様からコテンパンにのされてるのが、江戸を揺らしたなまずさん。
下に並んでびびってるのが信州、小田原、越後、甲州、大阪、関東一帯を揺らしたなまずさんたち。
江戸の子は見せしめにこのあと蒲焼きにされるらしくて、みんな「ハイやらかしました！けどもうしませんっ！」って一応反省らしきものを述べてます…全員嘘つきめ…
元データは他にもかわいいのいっぱいいる〜↓
『安政大地震繪』,[安政頃]. 国立国会図書館デジタルコレクション https://dl.ndl.go.jp/pid/2533240 (参照 2023-12-19)
AppleTVの配信映画「Spirited」。
コメディミュージカルをものすごいアンサンブルでゴージャスにして「ミュージカル好きならこの演出大好きだよな！？」をこれでもかと詰め込んで時事ネタと風刺をガンガンにきかせてディケンズの『クリスマス・キャロル』をキッチリ現代アップデートしてきたの凄かった。
ショーが好きで好きで大好きでショーに参加する人の厚みがあるとこういうことができるんだね…
『クリスマス・キャロル』読んだことなくても話は明確だから楽しいと思うんだけど、見てから読んでついでにもう一回見ると爆笑できる小ネタが12倍くらい増えてお得！
https://tv.apple.com/jp/movie/スヒリテット/umc.cmc.3lp7wqowerzdbej98tveildi3
コストコのロティサリーチキンのガラを煮込んだ汁と、冷蔵庫に残ってた手羽元の塩煮をごったミックスしてフォーの汁を作ったら、出汁が濃ゆすぎたのでいい具合に食べやすくなるまでもやしとパクチーを足していった結果、どんぶりが草刈り後の山になるの巻。
テオティワカンの「死のディスク石彫」、勝手に小脇に抱えられるサイズかと思ってたら、数人がかりでようやく持ち上げられるサイズと厚みだった…
トゥームレイダーとかスカイリムみたいにどっかの扉にはめて回したら開く！みたいな発想ほんとおやすみしないとだめだ…
はじめてIMAXのスピーカーでレイダースのテーマを聞いたよ。
ジョン・ウィリアムズすごいよ！
ちょっと、もう一回これを聞くためだけに映画館行きたいくらいだよ！
精密機械みたいな原画がざーッと並んでいて、狂瀾怒濤。
どれくらい精密って、壁一面に引き伸ばした絵が一枚、装飾用に設置されていたんだけど、あんな小さな絵をあんな大きく引き伸ばしても全然荒くないくらい。
会場は混雑していたけど、少しゆっくり進めばちゃんと全作品が見られるくらいで、とても良かった。
ゴーリーを1冊も読んだことがない友が好奇心から付き合ってくれたんだけど、ひととおり見て廻った感想が「なんでこの全く意味のわからないタイトルと絵の本を手に取ろうと思ったの？」だった。
…なんでだろうね。好きなものって理由を説明できないよね。
