承前
「そして12月3日、突然検察は別件で「ソウルの声」を押収捜査し、その日の深夜戒厳令が宣布された。戒厳軍はなぜか中央選挙管理委員会にまで派遣されたことが確認されている。
今、この二つの説が有力だ。この二件のうちどちらか、あるいは両方が自身の不正を暴く決定打となると判断したキム・ゴンヒが夫に命じた。もちろんキム・ゴンヒが捕まればそれに関わる犯罪も数多いユン一派も無事では済まないから、ユンも同意したのだろう。
ちなみに戒厳軍は、進歩派知識人として韓国では絶大な影響力のあるキム・アジュン氏の自宅にも向かい逮捕しようとしたようだ。キム・アジュン氏は急ぎ自宅を離れて難を逃れたが。
10日はキム・ゴンヒ特検法の再採決が予定されていた。それを目前にしての突然の戒厳令。
妻と自身の不正を隠蔽するために、コントロールできない進歩メディアと立法府機関を掌握しようとした。おそらくこれが真相ではないか。」