劇場アニメーション『犬王』感想
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思ったよりも長くなってしまった すごく良かったです
すべての表現は権力に対抗しうる力と可能性を秘めているけど、目立ったり人気を集めてしまうとあっという間に飲み込まれて逆に権威に利用されるリスクにもつね晒されており、そうならないためには表現者は命と信念を賭ける必要があり、しかし貫き通したところで……、みたいな侘しさと、それでも人の世が続く限りはどういう形であっても存在の証は残るし、時代が移り変わって価値観や環境が変化すれば、いつかは元の形で見つけられて再評価されることもあるという話をしているので、ぴえん……てなっちゃうよ犬王
アンナチュラルにも出てきた「あったことを無かったことにするんですか?」という問いも思い出される
強者にとって都合よく消されたりカジュアルに改竄される『真実』に対してめちゃくちゃ真摯な脚本だ……