鋼のロックマンを鍋のロックマンと読み間違えて、頭の中で鍋奉行な6が通り過ぎた仕事終わり
ポッと赤くなった理由
「梅干?」
ナナリーの指先にある赤い実をアルウェスが興味深めに眺める。
「そうよ、これはすっぱいから食べたらこうなるの」
自分の口に梅干を放りこみ、ナナリーはきゅっと唇を窄めた。
「……へぇ」
それを見て、アルウェスも梅干を一つ摘んだ。ナナリーはアルウェスが知らないことを教えることができてご満悦だ。
「ナナリー、あーん」
だから素直に口を開けた。そこにアルウェスが摘んだいた梅干が放りこまれる。何故私にと思いながらもナナリーは唇を窄めた。
チュッ
「……………は?」
「キスして欲しそうな唇になったから」
ナナリーの唇の先に触れたのはアルウェスの唇だった。そう気付くと、ナナリーの顔は真っ赤になる。
「この、破廉恥馬鹿炎っ!」
そう怒鳴っても、アルウェスは可愛いなぁと破顔するだけだった。
すっぱなちび6
ナナリーが差し出す赤い実を見て、ちびロックマンは首を傾げた。
「これを食べるのよ」
何かもわからないがナナリーが食べろというなら毒でも食べるので、ちびロックマンはすんなり口に入れた。すっぱかった。
「なんで梅干食べたのにスッパマンな口にならないのよ!」
「???」
何故か怒り出したので困り、ちびロックマンはナナリーの手をさづる。
「こういう口になるの」
ナナリーの唇がすぼまり、ちびロックマンはポッと頬を赤くした。
「ほら、あーん」
当然、ちびロックマンはぱかりと口を開けた。そこにナナリーの指先が梅干を放りこむ。もぐもぐしてから、ちびロックマンも唇をきゅっとすぼめた。
「いい?アンタはスッパマンじゃないとダメだから!」
何が言いたいのかわからなくて、ちびロックマンはこてんと首を傾げた。
あったかくなる前にちび6
今日のナナリーは髪を一つに括っていた。それを後ろから見上げたちびロックマンは慌ててしまう。美しい水色の髪で隠れている首筋にうなじが晒されているのだ。ちびロックマンは魔導具を取り出し、急いで飛んだ。
ブンブンブンブン…
ナナリーの肩の上に立ち、魔導具をしまう。
「ちび?」
顔の横に来ればナナリーも気付き呼びかけたが、ちびロックマンは返事せずにナナリーの首に抱きつき、少しずつ後ろへ移動し、うなじや首筋が隠れる位置で止まる。
「……大丈夫?」
こくりと頷くが、いずれ限界がくるポーズだった。
「ぬくい」
ちびロックマンの体温がほどよく温かい。正直、気持ちいい。ちょっとその温もりを堪能してしまうが、しばらくするとぷるぷる震えだすのがわかる。
「……ちび、ちょっと」
ナナリーはちびロックマンを摘み上げたが、抵抗するように手足をじたばたしていた。
「あっためるなら、こっちにして」
ちびロックマンの体はそのままナナリーの閉じられた瞼の上に下ろされた。
「!??」
ナナリーの両瞼を覆うように寝転ぶことになったちびロックマンは顔を赤くし硬直した。当たってはいけないものが当たってしまいそうで、そうならないように姿勢を保つ。それはナナリーの首が疲れるまで続いた。
6が怪我するなら魔法を忘れるぐらいの記憶喪失になれば怪我をするのでは?と思いついて妄想していったら何故かこんな事になってしまうし怪我してないというオチな小話です
支部にきっと彼女は気付かないバレンタイン話をupです
67沼にハマり中の成人。
妄想など垂れ流しで、支部や🐻以上に笑って許せるネタ多いです