新年映画初めは『ファイナルガールズ 惨劇のシナリオ』でした。
数年ぶりに観ましたが、汲み取れるものが順当に増えていてよかったです。
ヴァージンネタと、結局はジャンル的文法に回収されてないか? というあたり、今だとやや厳しいと思うところもあります。
つまり、ジャンルの他の悪習はきちんとカウンターが入るので、批評として成立していますが(そもそも「スラッシャー映画になんか出ないほうがいい」から始まる映画なので)、なんでファイナルガールにはヴァージンが求められるのか? には踏み込みきれていないように見えるので。
とはいえ、オールタイムベストの一作には変わりないですね。
分析屋さんの目から見ても、ログラインの時点で完全に勝利していると思います。なんなら本作ではこのログラインのポテンシャルを引き出しきれていないまであり、それでこの傑作なんだから恐れ入ります。
志あるホラー映画のオタクはこれを超えなきゃならないんだから(そして実際に超えているんだから)大変なことです。
2023年のリザルトです。
1.「竜と沈黙する銀河」(29000字→45000字)
2.「ここにネコはいない」(35000字)
3.「さいのかわら」(1000字)
4.「竜と死人(しびと)のゲーム」(35000字)
4は一部既存原稿があったことを踏まえても、計10万字くらいですね。見返すと思ったより書いていてよかったです。
詳細などはlit.linkからどうぞ
https://lit.link/abetoryu
2024年は今のところ、前半のうちに2作品、後半に1作品が読めるようになる予定です。
どれも30000~40000字サイズだと思います。タイミングが来たらお知らせしますので、またよろしくお願いします。
もうちょっと書きたいので、お誘いや依頼など、気軽にご相談ください。よしなに。
バルダーズ・ゲート3、まだ始まりの台地を出てないくらいですが、たしかに、一周終わったらマルチプレイでやってみたいな~という感触ではありますね。問題はメンバーですが……
https://note.com/jey_p/n/ne2ab85d7cd0d
作家(阿部登龍)。第14回創元SF短編賞受賞作「竜と沈黙する銀河」(紙魚の手帖vol.12)、「狼を装う」(同vol.18)。SFとファンタジーと百合とドラゴンとメギド72が好き。
お仕事のご依頼は東京創元社までどうぞ。
通販 http://abe-dragonslay.booth.pm