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坂永雄一「無脊柱動物の想像力と創造性について」に出てくる建築家って平田晃久がモデル?

今まで全然迷惑メールが来なかったのに、最近になって来はじめた。これは確実に流出してるな

最近のENGEI グランド スラムでザコシがちゃんと滑っていた。

本めっちゃ買っているのに図書館で借りた本ばかり読んでる

オクタヴィア・バトラーの「書くという激情」すごいな

「SF翻訳講座」の「人称代名詞をなるべく減らす」「視点をなるべく固定する」というアドバイスは確かにそうだと思った

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「SF翻訳講座」「英語とは何か」読んだ。久々に本を読了した

オブライエン「第三の警官」読んでる。地獄に行くシーンが意外と怖くて良い

2章 「英語といかにつきあうべきか」

・Q「今までの日本の英語教育は文法ばっかりやっていたが、中高大で勉強しても全然使えるようにならない。これからは英会話に力を入れる」という人がいるけどそれは本当?

A 正しい面もあるけど違う面もある。確かに今までの英語教育はスピーキングを全然やってこなかった。なぜならネイティブの人材が全然いないので、教えたくても出来なかった。日本人が教えることが全く無理なわけではないけど、実際の発音がわからんので、間違えた発音で教えたり、間違えていても訂正できない可能性が高い。でも読み書きは発音関係なくできるので、昔の日本人には、英語で会話は出来ないけど、洋書はバリバリ読めるし書けるという人が沢山いた。

・この4技能における「読み書き」への偏重は日本だけではなくて、昔のフランス人の英語学習においてもそうだった。パリの人間ならともかく、普通のフランス人が英語を話す機会は無かった。

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・生まれ育った街が多民族地域で、互いに常にいがみ合っていたため、仲を取りもつ為に共通言語が必要だと考えエスペラント語を作った。エスペラント語の立ち位置は「国際補助語」で、ネイティブの言語に取って変わるのではなく、他民族間でのコミュニケーションの補助に使えという意図があった。そういう理念のせいか結構広まった。

・でも広まったといってもせいぜい100万人くらい。そしてエスペラント語にしろヴォラピュック語にしろ、ヨーロッパの言語を参考にしているので、ヨーロッパ以外の地域の人々は習得が難しくなる。またどの人工言語にも言えることだが、言語のアクセントは話者の第一言語に強く影響されるので、時が経つにつれて国によって同じ言語とは思えないくらい変わってきて、会話が成立しなくなる。

・そうならないためにはどこかに強い権力を置いて、言葉を取り締まらなければいけないけど、それは強い国家の言語を押し付けるのと何ら変わらなくなり、人工言語を作った時の理念に沿わなくなる。

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南條竹則「英語とは何か」メモ

1章 「英語という世界」

・異なる民族間での交易の際に使う商業用語を「Linga Franca(リンガ・フランカ)」と言う。転じて「共通語」という意味。元はレヴァント地方(中東〜北アフリカ)で使われていた言葉を指す、リヴィエラ地方(南フランス〜北イタリア)の言語の単語。「フランク人の言葉」という意味。

・現在の「リンガ・フランカ」は英語。ローマ帝国時代の「リンガ・フランカ」はラテン語。

・その時代に置いて強い国家の言語が共通語になるので、ネイティヴか否かで差が生まれる。その差を是正するために人工言語を作る試みが幾度となく行われてきた。

・シュライヤーというドイツ人が作った人工言語「ヴォラピュック語」は一時期ヨーロッパで盛り上がるも、シュライヤーと会員(ヴォラピュック語話者)の間で軋轢が生じたり、エスペラント語の勃興があったりして廃れていった。

冒頭の"Unhappy is he to whom the memories of childhood bring only fear and sadness"はhe〜sadness(主語)とunhappy(補語)が倒置されていて、unhappyを強調する形になっている。このheはおそらく「彼」ではなく一般的な人を指す。to whom〜sadnessは形容詞節でheを修飾。to whomは節内では副詞句で動詞修飾。
それでは今手元にある南條訳(「アウトサイダー クトゥルー神話傑作選」に収録)と平井訳(「幽霊島 平井呈一怪談翻訳集成」に収録)と私訳を比較すると
私訳「幼少期の記憶が恐怖と悲しみしかももたらさない者は不幸である。」
南條訳「子供の頃の記憶が恐怖と悲しみしかもたらさないものは不幸である。」
平井訳「幼少時代の思い出が、ただ恐怖と愁思のみしかもたらさぬ者こそ、不幸なるかな。」
私訳と南條訳はchildhoodが幼少期か子供の頃かの違いだけで、それ以外はおなじ。南條は平易な翻訳を目指している事が分かる。対する平井訳は「うれい沈む気持ち」という意味の古風な表現を使ったり(そもそも翻訳した当時が1957年なので古くて当たり前だが)、強意の「こそ」や詠嘆の「かな」を使っていて、

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