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さらん◡̈ さんがブースト

立場Bを「非科学的」と罵倒する態度は、科学的でも倫理的でもありません。せめて「立場A」の考え方をきちんと説明して説得するのが筋です。それでもなお、前述したように、立場Aは楽観論と、立場Bは慎重論という違いがあり、どうしても納得してもらえない場合もあるでしょう。その場合、異議を無視することは倫理に反します。もっと良いやり方を真摯に考えるべきです。

もっと良いやり方とは何か。具体的には(1)IAEA以外の、日本政府とも東京電力とも利害関係がない団体による継続的な放射線量モニタリングの体制を構築し、多くのステークホルダーに信用してもらう(東京電力は完全な信用を得ていない)。(2) 海洋放出より環境インパクトが低いやり方(候補は例えば蒸発処理、モルタル固化、大型タンク長期保存)への転換。

米国国務省は、日本政府のALPS処理水放出を支持する発表文の中で「IAEAだけでなく地域の利害関係者とも関与していくことを歓迎する」と記しています。つまり「日本政府は、漁協や周辺諸国とも仲良くやらないとダメだからね?」と念押ししています。

この問題は社会的、政治的な問題として解決を図るべきです。「科学的に決着が付いている」として異議を聞かない態度は、平和と人権という世界の原則に反します。

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さらん◡̈ さんがブースト

なぜ科学ではなく個人の、社会の問題なのか。それは、「何が起こるか」を科学的・実証的に検証するには数十年の時を経てみないと分からないからです。科学の言葉を借りるなら、低レベル放射性物質を「無視してよい誤差」と見る楽観論が立場Aであり、「未知のリスク」と考える慎重論が立場Bです。

日本政府は立場Aです。「非常に低レベルの放射性物質であるALPS処理水を太平洋に放出することには問題がない、とIAEAがお墨付きを与えた」という立場です。英国、米国、イタリアなどの政府は基本的にはこの立場を支持しています。

一方、立場Bで「非常に低レベルの放射性物質であっても、予防原則に基づき環境放出はぎりぎりまで避けるべきである」と考える人々も多い。国連の特別報告者らは「ALPS処理水の放出は人権へのリスク」と警告しました。太平洋の島嶼国では反対運動が起こっています。ドイツの環境大臣はALPS処理水放出に「強く批判」するコメントを出しました。中国も反対する立場です。ハワイ大学マノア校の海洋生物学者であるロバート・リッチモンドは「Nature」誌やBBCの取材で「ALPS処理水の安全性は証明されていない」「汚染の解決策としての希釈は誤りと証明されている」と述べています。
(続く

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さらん◡̈ さんがブースト

■ご注意:controversialな話題です。

福島第1原発のALPS処理水放出をめぐる議論を追いかけるうちに、低レベル放射性物質をめぐる議論は、今後数十年の禍根を残すのではないか、と思うようになりました。

2011年の福島第1原発事故では、水素爆発により大量の放射性物質が環境中に放出されました。関東でも放射線量は上昇し、多くの人々が不安を感じていました。当方は、Twitterの早野龍五先生の自主的な線量測定の情報発信を見て、ぎりぎりで「済んでいる場所の線量はICRP(国際放射線防護委員会)勧告の範囲内に収まりそうだ」という見通しを得て、なんとか心の平和を得ました。しかし、納得できなかった人も多かったことでしょう。

そして、今なお続いているのが低レベル放射性物質のリスクをめぐる問題です。

2つの立場があります。立場Aは、ICRP勧告の範囲内の非常に少ない線量なら何も心配はないと考える立場(いわゆる「閾値あり」)。立場Bは、低レベル放射性物質であっても極力避ける方が良いと考える立場。人々がどちらの立場に立つか、これは単に科学の問題ではなく、個人の選択、社会的な合意の問題です。(続く

さらん◡̈ さんがブースト

ドイツ連邦環境省の公式Twitter(X)アカウントが、環境大臣 Steffi Lemke名義で投稿、日本の福島第1原発のAPLS処理水の海洋放出を強く批判した。
twitter.com/BMUV/status/169471
以下、DeepL翻訳。

「環境大臣として、放射能の海への追加放出には極めて批判的だ。このような放射性物質の海洋放出は、他のすべての道が閉ざされた場合の最後の選択肢としてのみ可能である」 1/3

「細心の注意が必要だ:この種のプロジェクトはすべて、科学的に正しい方法で計画され、実施されなければならない。そうすることでしか、人間や自然への影響を可能な限り低く抑えたり、排除したりすることはできない。"2/3

「加えて、プロセスは透明でなければならない。現場の人々は決定に関与し、十分な情報を得なければならない。私はすでに4月中旬、札幌で開催されたG7環境大臣会合で、日本政府にこのことを要求していた。"3/3

感想:ドイツの視点から見ても、ALPS処理水の海洋放出は正当なプロセスを経た決定といえない。

改めて、正当なプロセスの重要性を強調したい。

(以下は、ALPS処理水放出に関する自分の意見)
fedibird.com/@AkioHoshi/110945 [参照]

さらん◡̈ さんがブースト

昨日、投稿しましたが、原発事故の責任、人類一般ではなく、まずは東電にあることは明晰にして判明です。

 ただし、原発政策、経産省を中心に「国策」として進めてきた経緯から、事故賠償、除染も含めた経費控えめに見積もってもすでに12兆円、税金から支出されている。

 私のような国立大学法人勤務の人間もこの際は、「国家公務員」と見做され、2年間給与1割カットだった(国立大学、小泉の際に公務員減らしの数合わせのために法人化)。

 ところで、すでにスリーマイル、チェルノブイリと大事故があったのであるから、常識艇には「保険」をかける。しかし、原発には保険の引き受けてがいない。つまり、最初からリスク「無限大」ということはわかっていた。

 この上、デブリ回収に6兆円、廃炉全体で8兆円と政府は計上している。しかし、どちらも全く目途がたっていない。経費はさらに膨らみ、それは市民が税金で負担するのはほぼ確実である。

 ここまで来ると、何故東電を一度破産させ、資産を吐き出させないのか、皆目不明である。
 勿論、東電を倒産させても電力供給の業務は遂行できる。要するに東電の株主と国の面子のためである。

 そもそも汚染水にしてもまずは東電の土地の上にタンクを増設するのが、国内的にも外交的にも筋ではないだろうか?

 
 

さらん◡̈ さんがブースト

#はだしのゲン を読んだ人で朴さんの人柄に想いを馳せない人はいないだろう。原爆や日本のマンガがタブーとされていた韓国でこのマンガが広めることができたのは熱意と奇跡の連続だった。そして朴さんが在日で、加害にも向き合った作品だからこそ、現在でも韓国の平和教育で使われているという。

そんな話をイキイキと語る韓国語に翻訳したキム・ソンイさんの話。めちゃめちゃおもしろい。

ポンポンポンポンテンポ良く話されるところが海外のブラック企業で働いてた時によくしてくださった在日コリアンの方にもよく似ていて、なんとも言えない気持ちになった。お元気だろうか。

「朴さん」の家族探しを懸命にした中沢先生の想い「はだしのゲン」朝鮮語(韓国語)版翻訳者 金松伊(キム・ソンイ) さん 【ゲンの翼】
youtu.be/D1oF4Fp_KV8?si=X2hNq1

ちなみにゲンの翻訳は無報酬にもかかわらず、それでも作品に惚れ込んで翻訳する方がたくさんいる。現在は広島の小学校に通っていたモンゴルの18歳の少女が翻訳している。
youtu.be/qz1CTir8bYE?si=gSU8CS

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私たちは「今・ここ」とは違う世界を想像し志向することができるSF作品が大好きです。ちなみにここでいう“SF”とは、狭義のサイエンス・フィクションだけではなく、ファンタジーやホラー、少し(S)不思議(F)な小説を含む、広い意味でのSFです。SF作品の魅力の一つは、現実の価値観やしがらみから離れて、まだ見ぬ可能性を志向することです。(112p)
ここに我がSF好きの原点がある気がする。現実では認識されず、ないことにされ、語られないものたちの話、だからかも。

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読みたい本のメモ
『結晶するプリズム 翻訳クィアSFアンソロジー』
nikkan-spa.jp/1935126

映画バービーでは、ケンたちが仕組んだ家父長制に乗っ取られる前のバービーランドも全く完璧じゃなくて、私自身は居心地悪くすら感じる。たぶん変てこバービーと同じ立ち位置で隅っこにいることになるんだろう。だから最後そこへも目を向けることになるバービーに救いをみた。アランも愛おしい親しみの湧くキャラだったな。

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8月15日の日本敗戦の日に合わせて、この6月に見てきた済州島の旧日本軍の戦争遺構のことを書いて出そうとしていたが全然間に合わなかった(なんならまだ未完成)…それでも、”Done is better than perfect.”最初の方だけでも近いうち出します。ブログサービスを選んだりするところから始めている。

最近めっきり漫画を読まなくなっていたので、今度一緒に仕事するSF好き95生まれの人にお薦め漫画教えてもらった!舞台アイスランドで、うわそこ行きたい場所だよ~と食いつく。主人公は車と話ができる設定で、戦闘妖精雪風が頭によぎる。
北北西に曇と往け


kadokawa.co.jp/product/3217060

今度行こうと思っているDIC川村記念美術館の「ジョセフ・アルバースの授業 色と素材の実験室」
「正方形讃歌のための習作」は国立新美術館でやってるテート美術館展でも3点見られますがこちらはど〜んと丸々アルバース!美術館自体が好きなので行くのが楽しみ。
bijutsutecho.com/magazine/news

この記事は全日本人必見だと思う。
根拠のない嘘の情報、デマが市民、国、新聞の3者の間で増幅し、殺害行為をエスカレートさせていった。

普段「日本人」などという括りで書くのは好まないが敢えて書きました。
nhk.or.jp/kaisetsu-blog/100/48

映画バービー、冒頭10秒(体感)で吹き出し、そう来たか〜と脳内で大拍手していたら1分後にはやるせないやり切れない思いで涙が滲んでいた。シニカルなネタ満載、かつセリフにいちいち頷かされたので脚本読みたい… アメリカ・フェレーラ演じるグロリアがとても良かった。

最近の並行読書。
「土星の環 イギリス行脚」W・G・ゼーバルト
タイトルに惹かれて手に取ったら、この旅人も歩く旅をするひとだった。私も歩きながらその土地を肌で感じるのが好きなので、作者と共に今、英国サフォークを彷徨っている。行く先々でかつて起きた戦争の爪痕を眺めながら。
「何卒よろしくお願いいたします」イ・ラン/いがらしみきお
気軽なやりとりからたくさんの話題が飛び出して楽しい。時々おふたりの深い哲学に触れたり。いがらし氏の『ぼのぼの』にもそんなところがある。
「韓国人権紀行 私たちには記憶すべきことがある」朴來群
翻訳版のために訳者が冒頭に寄せている「「私たち」とはだれのことか」という解説があって、まずここの内容だけでも非常に理解の助けになった。

新しい仕事の立ち上げで心の余裕がなくなりそうだったので、そうなる前にX(Twitter)はやめ、オンラインでないものを受け取る時間を意識的に増やしてみた。図書館と本屋、美術館に行き、映画を観て、先の旅行から考えていたことをまとめたりしていた。
ちょうどこんなハッシュタグが。



8/1以降、毎週火曜日にXのボイコットを続けているタグがあるんだね。たまたまXやってる暇がなかっただけなんだけれどXがこのまま混乱を続けるなら少しずつこちらに比重を移そうと思う。

お盆に合わせてPCがぶっ壊れかけた。その前の週も湿度が異常に上がっていたから装置類でエラーが色々出ていて、人もマシンもお疲れ気味だなあと思っていた矢先。のんびりやるかと人間の方もオフラインでの楽しみを増やしつつ三途の川の辺で休んでるMacちゃんを説き伏せて帰ってきてもらいました。

さらん◡̈ さんがブースト

国際チェス協会がトランス女性を女子の大会出場禁止を発表した件、その理由がホルモンや持久力の影響を検討するからだそうだ。
筋肉量やヘモグロビン量が高いとチェスに有利なわけ?生物学的性差が知性に反映されるという古典的女性差別だな。

「イギリスのアンジェラ・イーグル下院議員は、1976年にイギリスのU18女子チャンピオンシップで共同優勝した経験がある。イーグル議員は、「男性は生まれつき女性よりチェスが上手なはずだと信じていない限り、身体的な優位性はチェスには関係ない。私は競技者としてチェスをしていた間ずっと、女の脳は男より小さい、そもそも女がチェスをするなどあってはならないと、そう言われ続けた」と語った。」
bbc.com/japanese/66541069.amp

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