【ほぼ百字小説】(5378) これまではずっと橋だと思っていたが、そうか、門でもあったのか。両岸を行き来する者にとっては橋だろうし、両岸のあいだの暗い流れの中にいる者にとってのこれは門だったのだ。橋から飛び降りた今、それがわかる。
 

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