本日発売になる『角川 短歌年鑑 令和7年版』の特別座談会において、平岡直子さんに私の歌を一首引いていただきました。

馬のこと…の歌は、「歌に対する技巧的な試行錯誤」は何もなく、すぽっと生まれてきた歌ですが、それに到るまでの生き方に屈託があるからこそ出てきたような気がいたします。並み居る強豪歌人と列んで「九野川」の名があるのは不思議な感じがしますが、引いてもらった歌の方には、それだけの力はあると思っていました。

それはそれとして、あの一首は歌会に出したこともなく、新聞短歌の為の書き下ろしだったので、撰者の水原さんの言葉以外に、殆ど評を貰ったことがありませんでした。平岡さんや小島さん達がどのように読まれたか、を読むにつけ、なるほど私が歌会でも何でも、求めるものは評なのだな、と尽くづく感じました。どのようなイメージを喚起され、どのように分からなかったかを語る。そのことで、言葉の世界の彩りを拓いていく。私のなかの何かも開いていく。私は、何度でも生きられる。

職場からいつも見ていた東京ビッグサイトよ…

簡単な朗読(動画)ならすぐに作れる技術を、この数ヶ月で獲得してしまったけれど、展望は特にありません。

ここだけの話、きのう締め切りの評やら何やら、すべて今日の夜だけで書いてしまった…

本当にすみません

毎日6時間しか眠れないのが意外とつらい。6時間ねむればスッキリすることもあるから、時間ではなくて質なのだろうと思う。脳がお喋りなので、夢の中でも疲れてしまう。お喋りな脳を黙らせるために、蠟燭の炎でも眺めようか。毎日。

第一期「幻獣たちの短歌教室」、ごちそうさまでした。

今日は片頭痛がやってくる…と思ったら来たので、薬を飲みました。前回飲んだときは、頭が朦朧としましたが、今のところ大丈夫…だけれど、抗炎症薬と比べると…すっきりしません。力を入れると頭痛が出てきそうです。脱力して海月になるしかありませぬのじゃるるばは

「なぜ題詠だと思ったんだろう」と思ったら、前回の資料に「自由詠」と誤記されていたのが記憶の片隅に遺ってしまっていたこともあるけど、一番の原因はふわふわの腹巻をしているから、体中ほくほくして頭にキノコが生えてしまったことだと思うんだよね、僕は。

あまつさえ前回の歌を読み返して「仮名遣いまちがってるのを送ってる」と気づいて落ち込む始末

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そういえば…まだ今回の題詠のお題を知らないな……

先月は1首しか詠まず、それを歌会に提出しました。
今月は1首も詠まず、3ヶ月くらい前に詠んだ中から選んだ歌を歌会に提出しました。
どちらもそれほど苦心せずに詠んだものだけれど、評をいただくと、そんな歌にも「すんなりと解けそうもない輻輳があるのだな」と思えます。
私が苦心の最中にあって短歌を詠むのではなく、苦心を抜けた先に私がいて、その私が短歌を詠んでいる、ということかもしれません。

うんうん、それがいい、そういうことにしよう。

源氏物語について「世界最古の女性による長編小説の一つ」「きちんとした構想に基づいた小説」という言葉を見かけて…一瞬で「小説の定義とは何か(大説に対する小説の定義でなく、議題として扱うときにどのように定義するのかという問題)」「源氏物語の作者は紫式部だろうか」「源氏物語に〈構想〉なるものが一般性を持った議論に堪えうるだろうか」という問題が浮かんでしまうくらいには、国文学科卒の片鱗はあるのだが、このうち一番世に識られていないのは〈構想〉の問題だろうな。そもそも「初めに書かれた物語は「桐壷」ではない」ということもよく言われていて、「夕顔」などのスピンオフ的な作品の直後の「若紫」から本筋が始まるようなところもあるし、「かかやくひのみや」という巻の存在についても色々言われていて、その構造からみても一律の「構想」を持って書かれたとは考えづらい。あるとしたら、いきあたりばったりの「こういう風にかいてみようかな」という靄のような思いつきであって、物語の終わりが何となく見えている「構想」とは違うように思う。ということを考えると、小説を定義するときに「構想を持って書かれたもの」とするのは、果たして要件にするべきだろうか?書き終わってしまえば〈構造〉は与えられるが、〈構想〉は作者の存在と癒合している。さて……

かつて声優になろうとして養成所まで行って、それでも思うのは、(「滑舌が悪い日本語」があるって、すごく豊かなことだよね)なのであって、(「滑舌を良くする」訓練も、その豊かさを目指してやるべきことなのでは?)なのであるから、なるほど私は異端なのだなと思えて安心する。

今日は疲れて帰ってきちゃったけど、明日は本屋いかなきゃ…かわいいピンクの何かになるために

作品づくりがうまく行かないのは、私自身に自信がないという理由が大きいから、私にいい作品を作らせるコツは私を「褒める」ことなんだけれど、下手に褒めても調子に乗ることがあるし、口先だけで褒められたくないから、ややこしくなる。だから、とりあえず「自分から楽しいことを見つけて、やってみる」。これだ、これしかない…。

そろそろ立ち上がろうと自分でも思うのだけど、冬はなかなか気持ちが持ち上がらないし、無理やり持ち上げても仕方ないので、ゆらゆらしながら創作しますね。ふらふら…くにゃくにゃ…もちもち……

実はデータを全消ししてしまった作品の一部を再現して、今日の歌会に出してみていました。「多分あの歌はあんな感じだったな…」と思い出して再構成してみましたが、うまくできなくて、そのまま出してみて評を聞いて、「やっぱりそう思うよね」と思いつつ、なんとなく原型が思い出されてきました。でも…二度と同じものは出来ない気がする。

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