“ 「軟弱を気取る文化系の皆さんが蛇蝎(だかつ)の如(ごと)く憎むスポーツ界のほうが、よっぽどその一隅に障害者の活躍の場を用意しているじゃないですか」”
強烈、その一言だ。
QT: https://fedibird.com/@gaitifuji/113044572787884438 [参照]
“ 「著名な小児科医であるヒラリー・キャス博士は、NHSイングランドに宛てた厳しい内容の書簡の中で、性別違和の成人に提供されている治療の質について16項目の懸念事項を列挙した。」”
ヒラリーキャス、今度は成人向け性別肯定治療にもメスを入れると。まあ必然だろうな。しかし日本では、いつまでこの問題を人文系の学者や法曹、活動家に委ねているつもりなのかな。気がついたら人権モデルに勝手に移行され、本来の特例法の対象になってた人らは切り捨てられているわけだが。心理や生物学、真っ当な臨床医に議論のイニシアティブを握れるように体制を変える、それが政治の仕事だよ。左派政治家は、一刻も早く極右や保守の出る幕なくせよ、自分たちの手で(時、既に遅しかもしれないけど)
QT: https://fedibird.com/@gaitifuji/112969150470668058 [参照]
一応試合は見てたんだけどね、ボクシング。別に今回の騒動関係なく、ボクシング好きな人にしたら五輪のボクシングは、これからプロで活躍するであろう有望な選手のお披露目会の側面があるから五輪の度に毎回欠かさず見ているけど、男子にせよ、女子にせよ、予選から決勝まで5−0のフルマークで勝ち抜けるなんてそうそうありえないことが2階級でおきた段階で、そりゃボクシング界の関係者は何も言えなくなるよなとね。今、何か語りだすと論争に巻き込まれるからみんな押し黙っているだろうけどね。まあこれからIOCを外して、ボクシング界として当然ながらプロも交えて(命に関わる話なんだから、当たり前)、明確な規定を策定するのは間違いないしその準備は進めているようだ。とはいえ、AIBAか示してきた基準を元にそれは作られるんだろうけども。
まあこのカオスが終われば皆、女子ボクシングのことなど忘れてしまうだろうけど、業界としてはこれからが大事になるのは言うまでもない。このジャンルの将来がかかっているんだから。
改めて女子スポーツについてスポーツ医学の専門家の教授が言っていた言葉を思い返す「男性であることは別に才能ではない。私が言いたいのは、女子スポーツに男性のパフォーマンスの優位性を持つ選手を含めることは、女子選手にとって公平で安全な競技という非常に重要な原則に反することになる。今、私たちがすべきことは、男性のパフォーマンス上の優位性を持つ人とそうでない人を区別することだ。なぜならば女性スポーツカテゴリーとは、それを除外することを意図して作られたものだからだ。」
女性だから常に劣後に置かれているとか、だからその境界を壊せとか、我々はそんな話をしているのではない。公平性と安全性を担保した上で、身体を通して競い合い高めあう、それがスポーツの良さでしょうに。現実に横たわる男女差を壊すために状況を攪拌し、境界を壊せ、みたいな戯言を実社会に不用意に持ち込まないでくれとしか言いようがない、象牙の塔の中でアカデミア同士で議論でもなんでもしてくれればいい。結論出たら、我々に教えてくれ。そもそも普段から自分達から階級を不可視化しといて何言ってんだと云う話である。
この話題の関連記事を色々と読んだが、日本ではこの記事でも取り上げられている中京大学スポーツ科学部の來田享子教授とかいうこの人の話がが一番ひどい。これが専門家なのか?と疑いたくなる。この人はあらゆる場所で男女の区別は難しい(つまり性スペクトラム信者なんだろうが)と言ってるが、そんな話を言い出したら永遠に女性差別はなくならないだろうよ。
昔から悪名高い国際ボクシング協会だが、この問題に関してはプロトコル通りにプリンシパルを守り、選手のプラバシーを最大限に尊重し検査を行いそれを本人に秘密裏に通達し、反論の機会も与えている。そうした前提を雑な判断(パスポートでOK)をもって公に示して参加条件を勝手に変えたのはIOCだ。しかも競技参加者から合意取ることなくだ。
(個人的にこの話はしたくはないけど)IBAは彼らはXY染色体を持っているので参加できないと言ってるが男性とは呼べないとも言ってる。かなりの配慮しているわけだよ、いろいろと。行間を読んでくれと言ってる。特定の疾患についてもなかなか言及はしていない。それなのにバッハは会見で簡単に話している(しかも会見では説明を間違えたので、後日訂正文を出すという雑さ。)この件のポイントはただ一つ、IBAが示していた配慮をぶち壊しているのは誰なのか?と云う話だ。
QT: https://fedibird.com/@gaitifuji/112931952582749029 [参照]
優勝決まった後にこの人が男性コーチに肩車されて喜んでいる姿見て、アルジェリアで生活している女性としてはこれはあり得ない光景だってボクシング関係者のコメントをFacebookで複数見たけど、まあそれが良いことだとは思わないけど、まあいろいろと考えるところは出てくるよな。
因みに台湾の選手が準決の試合でラビットパンチ打ってたと云う映像見たけど、あれはラビットパンチではないよね。打たれているほうがやや戦意喪失している(もっと言えば相手を恐れすぎている)から起きる事象で、圧倒的な実力差があるときにあれは起きる。あれに問題があるとするならそこだ。つまり準決にまで勝ち抜いて来た同士なのに、どうしてそこで圧倒的な実力差が起きているのか、相手が恐怖に近い感覚を持っているのか、問題はそこにある。
鍼灸師の田中美津さん死去、81歳 1970年代ウーマンリブを牽引 https://www.sankei.com/article/20240808-VDVZWKQ5DVLH3BPMAZ6VBAF5SE/ @Sankei_newsより
著作がいくつか積んであります。読みますね。
組織として、たしかに問題多いIBAだが(長年ボクシング見ているものからしたら当たり前すぎる話だが) この件に関しては、プロトコルを守り、プリンシパルを貫いてちゃんと対応はしてきた、ここに至るまでは。それを捻じ曲げたのはIOCなんであって、そこに批判が向かわないのがおかしい。海外だからまともだと思ったら大間違いで、あの天下のBBCの報道もこの話に関しては本当に酷いからね。この問題は世界陸連や世界水連も基本的にはIBAのスタンスと同じだから。でも、IOCが陸連や水連をキャンセルしたら五輪そのものが成立しなくなる。だからボクシングなんだよ。それが見え見えだからムカつくんだ。結局はバカにしてんだよ、アマチュアボクシングや女子ボクシングをね。
どうせ金の匂いに敏感な、権威にはからきし弱いIOCの幹部連中のことだから、GLAAD辺りのロビイングにコロっとやられたんだろうけど、そうして裏で仕掛けてる連中にも腹が立つし、ここぞとばかりにいかにも女性スポーツ守るみたいな感じで乗り込んでくる逆張り連中にも腹立たしい。当事者そっちのけの空中戦。いつもの光景だと言ってしまえばそれまでだが、そんなくだらない罵り合いに、プレイヤーや患者さんらを巻き込むなとしか言いようがない
個人的にコンタクトスポーツの経験もあるし、子供の頃からプロレス格闘技好きなものとして、女子選手がこのカテゴリにおいて、どれだけ大変な思いをしてきたのかはある程度知っているし、命を削って挑戦し続けてきた彼女らの歴史をそれなりに見てきた者として、女子スポーツに対しては最大限の敬意を持って接してきているつもりだけど、今回の女子ボクシングに関するIOCの不手際を巡る一連の言説は見ていて非常に腹立たしくもあり、また虚しくなるときもある。
議論している中に女子スポーツ選手やその関係者に対して尊敬とか敬意とかまるでない者が紛れ込みすぎている。そしてそういう連中の声が大きすぎるんだよ。それはDSDsの人たちに対しても同じ。全てが雑だ。しかも学者だ、物書きだ、法曹だと知的階級に属している者達の話があまりに雑すぎる、賛成、反対の立場に関わらずにね。どちらも我田引水が過ぎる。
性別チェックの話とか、過去の歴史を少しでも調べたら誰にでもわかる話だけど、そんな簡単に言ってくれるなよと。DSDsの問題だってそう。ちょっとした書籍見ればわかるように、途上国における貧困の問題やらと密接に絡んだりもするわけでそんな一概に言える話ではなかろうて。 [参照]
『トランスジェンダーになりたい少女たち SNS・学校・医療が煽る流行の悲劇』【BOOKレビュー 武器になる本、筋肉になる本|千野帽子】 | UOMO https://www.webuomo.jp/culture/bo_chino/O80Thg/
千野さんの書評、ネットでも読めるようになってた
活字と映画の海に漕ぎだそうではないか。
@Petrol0110 で何やら小難しい話をしている。