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ここ一年くらいデュエル・マスターズ プレイスというDCGを軽く触る程度にプレイしており、この手のコンペティティブな対戦ゲームをやっている人がよく言う"メタが回る"と言うのをようやく初めて理解できた気がする。子どものころは「なんでこんな限定的な効果対象のものをわざわざ入れるんだよ、もっとシンプルに強いカード入れようぜ」と思っていたが、刺さるカードは刺さるのである。それと同時にシンプルに強いカードはやっぱりシンプルに強いということも改めて実感できる。

あとは雛形になっているデュエル・マスターズという対戦ゲームの形式がめちゃくちゃよくできている。リスクとリターンのバランスがうまい具合にランダムネスと組み合わされているし、基本的に相手ターンには身動きができない(割り込んで即時発動するようなカードが非常に限定的にしか実装されていない)のがゲーム性をシンプルに保っている。そしてそのゲーム性も根幹の部分は保ちつつ、インフレと共に変化しているのがまたおもしろいところ。

長寿なゲームの根幹のゲーム性というとモンスターハンターシリーズに言及したくなる。
このゲームは暗黙の了解としてターン制バトルの要素を内包しているというのはよく言われることで、実際それを意識するとかなりスムーズにプレイできるようになる。ところがインフレとともに(特に上級者のプレイなんかを見ると)そういう要素が失われてしまったように一見思えるのだが、なんだかんだで根幹の部分は揺らいでいなかったりする。パラメーターがとにかく増えていてKeep it simpleからは程遠いが、それでもリスクとリターンの導線は変わらず巧妙に張られている。

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