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振りかぶっての前進突破から未来を信じるまなざしへとリフレクの編曲や振りが変わっても、エッセンスは不変。どこだって行けるし壁は壊せる、そのようなメッセージがいつの時代も込もっている。歌の読み直し、出会い直しは時とともに変化し変わりつづける自分のことの読み直しや出会い直しでもあり、それが吟子に届いた瞬間こそが新生スリーズブーケ誕生の瞬間となった。
もう少し突っ込んだ読みを入れるならば、放っておけば保守的ムーブに走って閉じこもり、飽きたら雑に変えたがるオタクの幼児性に対して「それで本当にいいのか?あぁ?」的な挑発をそこかしこに埋め込んでいるあたり、なんとも身が引き締まる。金沢には中指を立ててくスクールアイドルがちゃんと居る。
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この苦悩の単純化を避けて長丁場のストーリーの中にそれぞれ印象的な形で落とし込んでいくのは並大抵のことではない。そして「レディバグ」との符合。止まった指を必死によじ登り、光射すほうへと飛び立っていくテントウムシをモチーフにしていることの意味がストーリーで明らかになる仕掛けは驚嘆するばかり。みんなもかちまちが発するロングトーンの直撃を受けるのだ
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こっちに移し替えておく