今月出た『ユリイカ』のトールキン特集号に和ゲーでのルーン文字受容の考察が一記事載ってるのだけれども(小澤実「トールキン・ルーン文字・JRPG」)、イースって最新作(イースXノーディクス)ではなくIIのリメイクだったIIエターナルのときテレパシーの魔法なしでルーに話しかけたときの台詞がぜんぶルーン文字(読んでいくと英文)だったよね。オリジンやセルセタでも引き継がれてる。

Xがそれとは系統の違う(より正統を意識した)使われ方という指摘なのは確かだけど、前史として00年頃からの「ルー語」での利用があって、それはJRPG制作の担い手だった当時の世代がルーン文字を知った最初のきっかけとして、解読がゲーム進行に直結するウルティマ(4~6とかUO)の存在が大きかったのではとは推測してたのだけれども

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つまり暗号としてのルーン文字の流用というのが初期からJRPGにあって、それはウルティマあたりが直接の由来で、その源流にトールキンの流用手法がある(英語の綴りを置き直したものだし)、という理解

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