Franz Marc - Liegender Hund im Schnee, ca. 1911
https://sammlung.staedelmuseum.de/de/werk/liegender-hund-im-schnee
今まで使っていたマウスパッドの使い心地はいまひとつだったのだが、なんせこんなデザインだからかわいくて手放せないわけです。フランツ・マルクという画家の"Liegender Hund im Schnee (雪に横たわる犬)"という作品。シュテーデル美術館のおみやげでマウスパッドを買った。
私がドイツに来たばかりのころ、テレビでよく"The Nanny"というアメリカのシットコムを放送していた。当時私は全然見たことが無かったが、これを英語版で見てみるととても面白い。主人公のフラン・ファイン (Fran Fine) はニューヨークのクイーンズ区、フラッシングという地域の出身で、ユダヤ系。この裕福ではないユダヤ系の彼女が英国出身でブロードウェイのプロデューサーであるマックス・シェフィールド一家でナニーとして住み込むという話。デフォルメされているんだろうけどアメリカのユダヤ系の文化や言語 (ちょくちょくイディッシュらしき語彙が出てくる) が出てくる。恐らく日本 (NHK) では放送されなかったけどきわどい民族ジョーク (ユダヤ系のジョークもあれば、彼らが好むのは中華料理というステレオタイプから中国人のキャラクターも出てくる) や性的な匂わせがあるからかもしれない。また主人公は美貌を武器に成り上がろうとするわけで、現在ではルッキズムの観点からも批判があるかもしれない。それでもフランは弱い者を助けようとするキャラクターで、これを演じるフラン・ドレシャー (Fran Drescher) 自身が今、全米映画俳優組合代表としてストを率いている。
「メルケルとロシア」広がる波紋 ドイツで何が?
https://www3.nhk.or.jp/news/special/international_news_navi/articles/feature/2023/05/24/31808.html
メルケル前首相への評価については肯定的なものも否定的なものもあって当然だと思うけど、「私は人種差別主義者ではありませんが」なんて「今夜うちでNetflixでも見ない?」みたいなミームに近いものがあると思うんだけどな。NHKは何とも思っていないのかな?私はもうこの人物がドイツ語でどんな調子で話したかまで勝手に想像できてしまうのだが。
「アプリで女と会った男性の末路」とはまとめサイトかと思ったぞ。「男性」に対する「女」という言葉選びに記者の性差別意識がにじみ出ていないか。そして「末路」とはね… ちなみにこれをクリックすると該当の箇所は「マッチングアプリやめた男性の後悔」になっているんだよな。