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劇場版アイドリッシュセブン LIVE 4bit BEYOND THE PERiOD

DAY1 イベント版
アイドリッシュセブンのことは友人伝いでなんとなくの知識があるのみ。開演前に特典の冊子を読んで「Incomplete Ruler」という曲には何やら特別な意味があると把握した。

冒頭通常版とイベント版の違いのアナウンスがすでに実際のライブの開演前みたいで面白かった。結構手の込んだ幕間映像と共にじーーっくり会場を見せながら焦らして焦らして、ドン!と最初の曲が始まった時に個人的なことが思い起こされて涙が出てきてしまったけどペンライトも持ってないし曲も知らないから微動だにしてないような人間がいきなり泣き出したら周りの人たちがうろたえるかもしれないと思って最初の曲の内にめちゃくちゃ我慢してなんとか引っ込ませた。
その後は生っぽい人の動きや「ジャンヌ・ダルク」システムを活かした恐ろしく自然なカメラワーク(ヨリを抜く感じが本当にライブBlu-rayとかを見てるみたい)に驚きつつ「このグループの曲は(キャラクター性は抜きにして)現実のあのグループをなんとなくモチーフにしてるのかなー」とかシンプルにこのユーロビート好き!みたいな楽しみ方が出来た。

MCは若干の台本通り感があったけどDAY2ではより砕けた掛け合いをしてるみたいなので対比になってて良いのかもしれない(漫才になってしまうと共感性羞恥がすごいけど)。
構成もシンプルで各グループが2曲ずつやった後また1曲ずつ→冊子にあった大切な曲のデュエットを挟んで最後大団円からのアンコールという流れだったので全く退屈しなかった。自分以外はほとんどペンライトを持ってるマネージャーさん達で、曲後の拍手くらいでしか力添えできなかったのが申し訳ないけど、映画館の中が色とりどりの光で染まるのは今までに見たことがない光景で、ライブ空間の非日常さを別の形で味わわせてもらった。またこれだけキャラクターがいたらお気に入りの人を探すマインドになってしまうのは必然で、アイドリッシュセブンの四葉環が声質カッコよくて好きかもしれない。あと棗さんからは目が離せない。

思ってた以上に後ろのスクリーンに出る映像の作り込みが凄くてそっちを見てるだけでも楽しめた。HDR映えもしそう。ステージ床がつるっつるだったのでもう少しだけなんらかのテクスチャーを足した方がより臨場感出たかなーとは思う。歌唱のトラックもライブ感よりははっきりと声を聴かせる方にシフトしてたのであとほんの少しだけ空間に馴染ませるようなミックスの方が好きかもしれない。同様にオフマイクの掛け合いみたいなのも割とはっきり聞こえてたけどこれは確実に需要がある音声なのでそれでもいいかなと思った。バックダンサーが抜かれるシーンはあったけど楽器隊も抜かれたりするとよりリアルだと思う。ホーンセクションにちゃんとマイク立ててたり楽器にピンマイクついてるのがはっきり見えたらさらにリアルになったと思うけど「まあ当てフリか」と勝手に納得した。

そういう気になるところがなかったわけではないけど総合的にはかなり楽しませてもらったし実際感情揺さぶられて泣きそうにもなってるので良い体験になったと思う。おすすめしてくれた友人に感謝。DAY2もタイミング合えば見るか……???

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