バンコクでTerminal21という駅直結大型ショッピングセンターに行ったときのこと。
女性用トイレに行ったら、ものすごーく背の高い女性がわたしの前に並んでいて、「いいなあ、わたしだって一度は皆を見下ろしてみたいー」と思った。
で、子どもがいきなりトイレから出てきてわたしにぶつかりそうになり、あわてて避けたら彼女にわたしのほうがぶつかってしまった。後ろ姿しか見てなかったからわからなかったんだけど、前から見たら全くホルモン療法をしていない(らしい)トランスジェンダーの女性。ぶつかってごめんなさい、と誤ったら「いいのよー」とニッコリ。
バンコクではそうしたトランス女性がトイレで並んでいたって一向にかまうひとなんかいない。そして男女混合のトイレを設置しようなんてヘンな話題も聞かれない。
わたしが昔働いていたチェンマイの会社にも経理に2人トランス女性がいたけれど、トイレは当然一緒だった。それって30年前の話だからね。
日本ではいまだにトランス差別がはびこっていて、ありもしない犯罪までまことしやかに言われたり書かれたりする。
遅れているよなあ、まったく。
@JunjunH 全く同感です。そう言えば、以前Twitterでそうした性犯罪の話をするたびに、「オーストラリアのほうが性犯罪は多いじゃないか」というクソリプが沢山きていました。性犯罪が多く「見える」のは実際の犯罪として逮捕されているからなのですけどね。
盗撮は犯罪ですし、女装の盗撮者に盗撮された女性たちもいるでしょうが、市井のトランス女性に向けられた偏見を増長するのはあまりにも単純です。