フランスで勉強したのに、
フランス映画について、
あまり書く機会がなかった。
ハリウッド映画との大きな違いは、
芸術作品として作る、という
かなりマニアックな取り方の監督が
多い気がする。
だから、日本人の私から見ても、
人におすすめしてよいのかわからないことも。
敷居が低くて見やすいものとしては、
やはり「ロング・エンゲージメント」。
フランスとドイツとの戦争で、
婚約者が行方不明になった女性が、
戦場で何があったのか調べる、というストーリー。
メインは、残された未亡人や、恋人たちの証言。
その他に、生きのびた兵士からの手紙など。
主演は「アメリ」のオドレイ・トトゥ。
婚約者の役は、去年事故で亡くなった
ギャスパー・ウリエル。
これは、勇敢な戦争映画ではない。
生きて故郷に帰るため、
わざと手や腕を負傷した兵士を
軍が見せしめのために仏軍と独軍の間、
「ノーマンズ・ランド」に置き去りにした、
そういう戦争の愚かさについての話。
誰でも、何度も見てしまう、
お気に入りの映画というのが
あると思う。
私にとって、その一つが「TIME/タイム」。
英語圏だとタイトルは“In Time”のはず。
最初は、普通のSFだと思うけど、
ストーリーが進むにつれて、
現在の社会システムへの批判なのだと気づく。
朝日を見つめるマット・ボマーの役が、
すごく印象的。
「インポスターズ 美しき詐欺師たち」を
再び鑑賞。犯罪モノで、ドタバタコメディな
要素もあるけれど、フェミニストな視点も
感じるシーンが多い。
結婚詐欺師のマディーは、美しさやユーモアで
実業家や御曹司をだましていくけど、
仲間との会話などで、ふと見える
リアルな女性像(こんなオジサンと恋愛するの⁉︎)。
泣きマネでアイスクリームをもらう少女を見て
「才能があるわ。
自分をケアする方法を身につけるのは
誰にでもできることじゃないから」
シナリオのないドラマに即興のアドリブで
サバイバルしていく主人公の姿が面白い。
http://imposters-tv.jp
備忘録がわりに、
ドラマ「ブリジャートン家」の感想。
意外と面白くて驚いた。
ストーリーのメインは、貴族の子女たちの縁談、200年前ごろのイギリスの社交界のゴシップ。
でも、女性のキャラクターたちが
すごくリアルかつ魅力的だと思う。
結婚に興味ゼロの令嬢エロイーズや、
働く女性たち(オペラ歌手・仕立て屋・ライター)
など、さすがサフラジェットが活躍した国。
社会のシステムに翻弄される女性たちの姿も、
非常に興味深い。そういえば、
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」は
よく考えたら社交界のゴシップそのもの。
バーネットの「小公女」や「秘密の花園」も
思い起こす。アフリカ系の女王陛下や、
インド系の令嬢など、マイノリティを
起用していて、メーガン妃のあれこれや、
故ダイアナ元妃(インド系の先祖がいた)など、
実際の王室の話ともリンクさせてる感じ。
「エノーラ・ホームズの事件簿」もいい。
個人的には、
シモーヌ・アシュリーの魅力を
発見できたので、非常に満足した。
https://people.com/style/bridgerton-simone-ashley-had-a-lot-of-pain-from-corsets-i-think-i-tore-my-shoulder/
speaking japanese, french and english
Studied fine arts in France
Loving contemporary art
Bonjour, je vis au Japon.
J’ai fait mes etudes en Art plastique.
J’aime le cinéma, la musique,
la littérature et l’art contemporain.