映画「たかが世界の終わり」、
けっこういい感じ。
飛行機の中で見たような気もする。
導入部分ですでに、
物語のシンボルのような、
はっとするシーンがある。
フランス人のミュージシャンの
Camilleの“Home Is Where It Hurts”が流れて、
ひさびさの帰郷に、他人の視線。
ゆっくり見よう。

あらためて、この映画を見ると、
本当に亡くなったとは信じられない。
戦場の汚れて疲れた男たちとは対照的に、
彼は、少年のような、天使のような
描かれ方をしていた気がする。
恐怖のあまり、正気を失い、
「処刑が終われば、家に帰れる。
マチルドと結婚できる」と、無邪気に語る。
その美しさが、より戦争の悲惨さを
際立たせていたのだと思う。

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フランスで勉強したのに、
フランス映画について、
あまり書く機会がなかった。
ハリウッド映画との大きな違いは、
芸術作品として作る、という
かなりマニアックな取り方の監督が
多い気がする。
だから、日本人の私から見ても、
人におすすめしてよいのかわからないことも。

敷居が低くて見やすいものとしては、
やはり「ロング・エンゲージメント」。
フランスとドイツとの戦争で、
婚約者が行方不明になった女性が、
戦場で何があったのか調べる、というストーリー。
メインは、残された未亡人や、恋人たちの証言。
その他に、生きのびた兵士からの手紙など。
主演は「アメリ」のオドレイ・トトゥ。
婚約者の役は、去年事故で亡くなった
ギャスパー・ウリエル。

これは、勇敢な戦争映画ではない。
生きて故郷に帰るため、
わざと手や腕を負傷した兵士を
軍が見せしめのために仏軍と独軍の間、
「ノーマンズ・ランド」に置き去りにした、
そういう戦争の愚かさについての話。

おそらく、実在のモデルは
アメリカのパトリシア・ハースト。
左翼過激派に誘拐され、
そのうちグループのメンバーになり、
強盗などの共犯になっていった。

ja.m.wikipedia.org/wiki/パトリシア・

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誰でも、何度も見てしまう、
お気に入りの映画というのが
あると思う。
私にとって、その一つが「TIME/タイム」。
英語圏だとタイトルは“In Time”のはず。
最初は、普通のSFだと思うけど、
ストーリーが進むにつれて、
現在の社会システムへの批判なのだと気づく。
朝日を見つめるマット・ボマーの役が、
すごく印象的。

「インポスターズ 美しき詐欺師たち」を
再び鑑賞。犯罪モノで、ドタバタコメディな
要素もあるけれど、フェミニストな視点も
感じるシーンが多い。
結婚詐欺師のマディーは、美しさやユーモアで
実業家や御曹司をだましていくけど、
仲間との会話などで、ふと見える
リアルな女性像(こんなオジサンと恋愛するの⁉︎)。
泣きマネでアイスクリームをもらう少女を見て
「才能があるわ。
自分をケアする方法を身につけるのは
誰にでもできることじゃないから」
シナリオのないドラマに即興のアドリブで
サバイバルしていく主人公の姿が面白い。
imposters-tv.jp

備忘録がわりに、
ドラマ「ブリジャートン家」の感想。
意外と面白くて驚いた。
ストーリーのメインは、貴族の子女たちの縁談、200年前ごろのイギリスの社交界のゴシップ。
でも、女性のキャラクターたちが
すごくリアルかつ魅力的だと思う。
結婚に興味ゼロの令嬢エロイーズや、
働く女性たち(オペラ歌手・仕立て屋・ライター)
など、さすがサフラジェットが活躍した国。
社会のシステムに翻弄される女性たちの姿も、
非常に興味深い。そういえば、
シェイクスピアの「ロミオとジュリエット」は
よく考えたら社交界のゴシップそのもの。
バーネットの「小公女」や「秘密の花園」も
思い起こす。アフリカ系の女王陛下や、
インド系の令嬢など、マイノリティを
起用していて、メーガン妃のあれこれや、
故ダイアナ元妃(インド系の先祖がいた)など、
実際の王室の話ともリンクさせてる感じ。
「エノーラ・ホームズの事件簿」もいい。
個人的には、
シモーヌ・アシュリーの魅力を
発見できたので、非常に満足した。
people.com/style/bridgerton-si

久しぶりに「宮廷画家ゴヤは見た」を
DVDで観ていたら、
見覚えのある女優さんがいた。
あ、この人はアルモドヴァルの
「ボルベール〈帰郷〉」に出ていた。
ガンをわずらっている役で
「葉っぱ(医療用大麻?)を吸う時、
彼(彼女)を思い出すの」というセリフが
印象に残っていた。
アルモドヴァルは、
ゲイやトランスセクシャルなど
ジェンダーについての映画が多いけど、
「オール・アバウト・マイ・マザー」のように、
母性や女性の強さをテーマにした映画も多い。
特に好きなのは、「トーク・トゥー・ハー」。
ピナ・バウシュの振り付けしたダンスも
映画の中に出てくる。
ハードなストーリーにもかからず、
おとぎ話のような感じもある。

Fedibird

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