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映画「福田村事件」ネタバレ 

虐殺される行商隊(被差別部落出身)のリーダーが「こいつらは『俺達』の『仲間』だから殺しちゃいけない」という擁護を聞いて(当人は一般人を自分を差別している連中と見做し、朝鮮人を自分達と同じく差別されている者と見做していた)「なら、『俺達』の『仲間』じゃなけりゃ殺していいのか??」の意味で、このセリフを口にする。
だが、その場には、デマを鵜呑みにして「東京に出稼ぎに行ってる家族が朝鮮人に殺された」と思い込んでいる者が居て……。
twitter.com/koike_akira/status

映画「福田村事件」
「関東大震災の際に朝鮮人と間違って日本人が日本人を虐殺してしまった」という事件の映画化と聞いて、誰もが真っ先に思い浮かべるであろうツッコミ。
よりにもよって、そのツッコミそのまんまのセリフが虐殺の開始を告げる最初の一撃を引き起こしてしまう……。


「福田村事件」
一応で出そうな批判の多くに関しては映画内でアンサーは出してる。(そのアンサーで十分かは別にして)
観る側が結末を知ってる訳だが、「正しい事」「当り前の事」「普通の事」「誉められるべき事」が、ほぼ悉く最悪の結末に繋がる伏線として機能している。


「ブギーマン」
原作がスティーブン・キングなだけに、町山智浩のキューブリック版「シャイニング」評を思い出さんでは無し。
って、あの化物、物理攻撃が一応通じるせいで、逆に「結局、あれ、何だったの??」とはなってしまう。


「ミンナのウタ」
LHD所属の男性アイドル・グループが本人役で主演のホラー映画。
ファン向けの映画だとは思うが、当該アイドル・グループの事を知らなくても楽しめる。
やや、メンバーの紹介シーンが不自然だが、それ以外は傑作ではないにせよ目立った欠点も無し。


「MEG ザ・モンスターズ2」
ええっと、馬鹿みたいな感想ですが、実は一番難しいであろう「普通に面白い」をちゃんとやってます。
前作観てた方が楽しめるかも。(前作と同じカットが有るなど)

端的にいうと80年代は普通にストライキはあったし、事実として日本はまだ今と比べようがないほど、景気は良かった。が、89年に連合ができ、91年にバブルの崩壊があって、以降ストはなくなり、非正規労働が認められ、中間層は貧しくなって、大企業の内部留保は積み上がった。ストがある社会の方がいい。


「インディ・ジョーンズと運命のダイヤル」
判りやすいまでのハリウッド脚本術のお手本的「主人公と敵役は似た者同士だが、成長する方が主人公、成長しないのが悪」。
主人公の敵も過去しか見ていない。
しかし敵には手下は居ても同格の友や味方は居ない。
だが、主人公は過去に逃げようとした所を仲間によって、無理矢理、現代に引き戻され、老いてからの人生のやり直しを始める事になる。


「トランスフォーマー ビースト覚醒」
コミック版ではマクシマル達は未来から来た事になってるので、ここから新しい歴史が分岐する事になるのか??
いや、でも、これまでのシリーズの過去だけあって、オプティマス・プライムが頭がクソ固くて、まだ、リーダーとして未熟。
だからこそ、一種の成長物語な訳であるが……。
まぁ、アクションは凄かった。


「キングダムI/II/エクソダス」
「白い巨塔」+一国の最大規模とは言えたった1つの病院を舞台に繰り広げられるスケールでかいのか小さいのか判んない悪魔の陰謀、という説明がややこしい作品。
とは言え、出来が今年No.1かは別にして、今年の映画で一番印象に残る作品なのは確か。
3作合せて15時間の長丁場を乗り切れればですが。


「キングダムI/II/エクソダス」
視聴率50%いった事が有るデンマークの伝説的TVドラマが四半世紀の時を経て完結!!
過去作と合せて一挙劇場公開!!
問題は……3作合わせて9時間なんですわ。
まぁ、忘れられない映画体験になるのは確か。

ちなみに、「女の子が赤ちゃん人形を破壊する」というショッキングな内容の映画「バービー」の冒頭の元ネタである「2001年宇宙の旅」も「知恵を得た人類の祖先が始めて使った道具は武器」という内容で、しかも、空に投げた骨が変ったように見える宇宙機の正体は軍事衛星。
「あれには元ネタが有ってね」と解説したが最後、マトモな脳味噌の持ち主なら、こういう疑問が浮ぶ筈だ。
「じゃあ、何で、バービー人形がテーマの映画で、そんな代物のパロをやった??」

映画「バービー」
「あたしにはオマンコはないし、ボーイフレンドのケンにもチンコはないの」と訳すべきセリフを(いや、英語から直訳したら、ホントにそうなる)を「あたしのあそこツルペタなの」と訳した翻訳者は悪い意味で第2の戸田奈津子扱いされる呪いにかかるべきだと思いました。

映画「バービー」
映画版のデッドプールと同じで、ポリコレ的にマズい点は何1つ無いのに、小学校高学年〜中学生が一番喜びそうな酷い話。(褒め言葉)

映画「バービー」
「お前の母ちゃんは赤ん坊の頃のお前を育てんのを途中から面倒臭がるようになったけどな」というショッキングなナレーション&映像の後にバービー人形が登場したせいで赤ちゃん人形が破壊される2001年のパロから始まり、同じシーンで「男は往々にして女にセクシーさと母性を求めるが両立出来ると思ってんのか?」って事を示す。
人間の世界では「あたしにオマンコは無いし、ボーイフレンドにもチンコはない」(人形なんで)というモロなセリフ。
そして、義務教育レベルの性教育の知識が無いと何の事か判んないオチ。(実際、日本人の大人でも解釈違いをやってる抜け作がゴロゴロ居る)
同じ配給会社の映画を「あれを傑作だと言ってる奴は洗脳されてるだけだから」とくさして、バービー人形の生みの親が脱税で捕まったせいで会社を人手に渡すハメになった事をネタにする。
どう考えても子供向けの話じゃない。(褒め言葉)


「リボルバーリリー」
つくづく、俺みたいな「面白いと思う閾値は低いが傑作と思う閾値は高い」(「大怪獣のあとしまつ」と「シン・ゴジラ」に点数を付けたら、どっちも「合格だけど今年No.1には程遠い」点になる)ような人間は、面白い映画感想を短文で書くのに向いてない。
うん、たしかに面白かったが、12月末に「今年観た映画ベスト5」を選ぶまで覚えてる自信が無い程度の作品。

映画「ナチスに仕掛けたチェスゲーム」
タイトル通りの話じゃ有りません。
はっきり言えば、ナチスによって狂気に追い込まれた男から見た何が現実で何が狂気か判んない世界を延々と描いてる映画です。
見所は、そんな話なのに、何故、こんな邦題なのかと言う点に有ります。

映画「あきれた男たち」
DVD・Blu-rayにもなってないし、配信もされてない、日本の映画ファンが「韓国映画スゲ〜」となる以前の出来はそれほどでもないが、荒々しさが魅力のオフビート・コメディ。
真面目に作ったとは到底思えないが、同時に楽しんで作ったのは良く判る作品。

映画「告白、あるいは完璧な弁護」
推理ものとしての仕掛けは早い段階で判る人が多数だと思うので、見所はむしろ、ある2人の頭脳戦。

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