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『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ』
この日本語のサブタイトル、不要な気がする…。

 数日間反芻していて、とにかく良かった。
 歴然とした格差と不公平が立ちはだかる時代の学校の風景、すでに胸が痛い。
 エリート寄宿学校での生徒と教師と親のたたかいといえば『今を生きる』であり、
 エリート寄宿学校のクリスマス休暇といえば『セント・オブ・ウーマン』で、
そういった過去の傑作は意識されているんだろうか、と気になった。
 
 子どもの気持ちに真摯に向き合う親は、非を認めてヘリコプターで迎えに来る。
 真摯に向き合わない親は、最後までとんちんかんで、子どもを追いつめる。
 ポール・ジアマッティ演じるハナム先生は、成績評価は厳しいけれど公平で、ハラスメント的なことはしないし、別にそこまで偏屈だとは感じなかった。私の好みの問題だと思うけれど。
 それよりアンガスの方がマズイと思う。実際に精神科にかかって服薬中だし、ずけずけと人が不快になることを言ってしまうあたり、なにかの特質がある。それは父親の遺伝なのかな、とも思う。あの病的な表情と、大人に対する横柄な態度と、クリスマスにはしゃぐ姿のちぐはぐさが、なんともいえない。(続



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 『ホールドオーバーズ 置いてけぼりのホリデイ』を観た。良すぎた。
 しかしまたもやパンフレットが売り切れ、、、



『その土曜日、7時58分』(2007年)を観た。

 
 すごかった、、、これが80過ぎの御大の遺作だなんて。脳は30歳のままな気がする。

 時間軸は1本ではなく、各人の視点からの話を語るために何度も時間が戻る(その戻るときのバチバチバチッがかっこいい)。
 お金が人を狂わせる。魔が差して会社のお金に手をつけた兄と、どこにでもいそうな金欠で考えの甘い弟。罪と嘘を隠すためにまた嘘を重ねる。「自分は賢いと思っているけれども実際そこまで賢くない」人の演技、天才的。このビミョーな愚かさ、弱さ、フィリップ・シーモア・ホフマンの真骨頂。なぜ死んでしまったの(涙)。

 2人の生い立ちは詳しく語られないが、父と息子(特に兄)の間には愛情も信頼も足りないようで、兄がなぜ簡単に心理的なハードルを超えて犯罪を思い立ったのか分かってくる。謝罪にむしろ怒りが沸き、車で泣く夫、横で当惑する妻、胸が痛い。
 犯人を探し始めるあたりからの父の表情は、妻に先立たれた悲しみとかではない。あの手際よさ、賢い手口、昔はカタギではなかったと分かる。うますぎて鳥肌が立つ。悲惨すぎる結末にうなだれるより「すごいものを観た」という満足感でいっぱい。(冒頭のシーンは一瞬で忘れたw)



今朝、選挙ポスターの看板、追加の小さな看板立てる作業中だった。
 嗚呼恥ずかしい都選管。現場の自治体の声を軽視してるからこうなる。引き継ぎができてないことも含めて、選挙後に徹底して総括する必要あるよ。




(続き)
 24年経過した今、この映画をリメイクするとしたらどうなるか、をあれこれ考えながら鑑賞すると楽しいと思う。
 最後、あの上司と恋愛関係で結ばれる、という結末は、今だったら蛇足すぎるだろう。

 もう一つ、決定的にダメなのは、LGBTQの扱い方。これも今リメイクされていたらだいぶ異なっているはず。
 あと、爆破を計画したキャシーの動機がやや雑。復讐したい気持ちは分かるが、だからといって何の罪もないミスを殺すか?
 キャシーの息子が前科者だからといって、母親の犯罪になぜ協力する気になったのか、その経緯も描かれていないのが不満。




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『デンジャラス・ビューティー』(2000年)を観た。

 サンドラ・ブロック含む製作チームの、「フェミニズムを学びたい意欲はあるものの、まだ途上」な状況がよく分かる。
 議論のネタ(教材)としてはとてもいい気がする。

 ミス・アメリカ。女性が『鑑賞の対象』にされるミソジニーのコンテストの頂点の1つ。
 でももはや。「そもそもミスコンなど廃止すべきでは」まであと一歩。

 その現在点から振り返れば、この作品は水着審査への批判はないし、ましてやミスコンそのものへの疑義も投じていない。
 主人公グレースは名誉男性で、「ミスコンに参加する女性なんてどうせ頭悪くて云々」という蔑視を内面化している。(ミスコンで選ばれるような女性を好みとしながら蔑視する)ミソジニー男性の価値観を内面化して男性社会になじもうとする女性の代表として描かれている。
 そういう勉強不足な点は看過できないが、ミスコンの内幕としてミソジニー男性が望む「女性vs女性」の醜悪な足の引っ張り合いではなく、親しく互いに助け合う内面の美しい女性同士のシスターフッドが描かれているのはよかった。(続




『オールウェイズ』(1989年)を観た。

 ホリー・ハンターがかわいい。
 リチャード・ドレイファスも絶好調。
 けれどどうも…いろいろモヤる。

 ピートの執着。。。
 ピートの言葉や遺志が、生きている人間たちにどの程度影響を与えるのか最後までハッキリしなかったので、よく分からない。
 ピートがドリンダに別れを告げてドリンダが滑走路を歩き出したことで、2人の間に何が起きたのか?
 もしや、単にピートがドリンダへの執着を止めた、というだけ??
 ピートとテッドは全くキャラが違うので、ドリンダがテッドに恋愛感情を抱くのであればすごく時間がかかるはず。しかしピートの思い出話をまくしてていたかと思うとテッドとキスしているので「え??早すぎない??」と困惑した。最後、ドリンダがテッドと「結ばれた」感じの描写ではなかったものの、スピルバーグがこれを「ドリンダがピートからテッドに手渡された」絵として撮ったつもりなら、鳥肌ものだ。いずれにせよ、よく分からない。アルはいい人だった。

 ハップがピートに何をして欲しかったのかも、よく分からなかった。何として何をするためにテッドの下に派遣したのか…? 

 これを、現代の感覚に合った形でリメイクして、成仏させてほしい。



『本心』が映画化されるのか。。。!
池松壮亮が原作に惚れ込んで監督に持ち込んだ、とのこと。

 原作にそこまで忠実でもないらしい。
 え~~…気になる。
 私は、平野さんの本を読む時は主人公はいつも平野さんの顔を想像しながら読んでしまっているから、池松壮亮に取り替えるのが困難(笑)💧

happinet-phantom.com/honshin/




おーまいがー…
好きだったーーー…
すごい存在感だった。
お悔やみ申し上げます。

ドナルド・サザーランドさん死去=「マッシュ」主演、88歳
search.yahoo.co.jp/amp/s/sp.m.



へええ…

47news.jp/11086573.html

<NPO法人「ワールド・フレンドシップ・センター」によると、映像は1964年6月、広島の被爆者らとオッペンハイマー氏の非公開の面会で、通訳として立ち会った故タイヒラー曜子さんが2015年に証言した内容。「(面会場所となった)研究所の部屋に入った段階でオッペンハイマー氏は涙ぼうだたる状態。『ごめんなさい、ごめんなさい、ごめんなさい』と謝るばかり」などと語った。>





東京都の選管のバカさかげんに閉口。。。
クリアファイルって???

こんなに時間があったのに、魑魅魍魎対策をなにも練らずに行き当たりばったりって。。。ベテランから何も引き継いでないだろ💢! もしくは、仕事できない人ばかりが選管に集められているか。
自治体は大混乱だというのに。。。
ほんとうに呆れる。




 『偉人』の伝記漫画、って、昔っから大嫌いなのだけれど、
まさかウォルト・ディズニーの伝記漫画までもがあるなんて…
 これ、右翼の急先鋒として、赤狩りで密告しまくったこととか書かれているのだろうか。

poplar.co.jp/comic-denki/




早く読みたい。

『家族、この不条理な脚本』
otsukishoten.co.jp/book/b64721

プロローグ 家族という脚本
第1章 どうして嫁が男じゃいけないの?
第2章 結婚と出産の絶対公式
第3章 望まれない誕生、許されざる出産
第4章 役割は性別によって平等に分業できる?
第5章 家族の脚本を学ぶための性教育
第6章 不平等な家族の脚本
第7章 脚本のない家族
エピローグ マフィアゲーム
解説 (梁・永山聡子)




ビデオクリップの中身のひどさについてはもはや言うまでもなく。

大勢が関わっていたにもかかわらず止める意見が出なかったことのショックもまた。

それにしても、「偉人」として出てくるのがコロンブスだったりナポレオンだったり、っていう、そのセンスの無さに、唖然とする。

即座に謝罪したことが希望で、ファンにとっては「最悪の中での最善」で良かったね、みたいな。

news.yahoo.co.jp/articles/327b




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