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永瀬さらさ「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました 10」(角川ビーンズ文庫)を読んだ。

kadokawa.co.jp/product/3222060

今巻も良かったです😊
今作では同世界観の乙女ゲーム(しかも鬱ゲー)に登場する、クロードにそっくりなラスボスから結婚式の招待状が届くなど、続編などではなく遂には同世界観まで出張してくるとは…… :blobcat0_0:

やっぱりアイリーンやクロードが互いに互いを振り回し合って共通の目的のために悪巧みする展開が、このシリーズの王道的なところで遺憾無く発揮されているのが面白かったです :ablobnwn:

ヴィーカもクロードに似ている(まぁ別ゲーの殆ど同じポジションの人物)ので今後の登場も楽しみになりました😊

 

幾原邦彦、高橋慶「輪るピングドラム(下)」(幻冬舎コミックス)を読んだ。

gentosha-comics.net/book/b5197

当時アニメを見ていたし、考察をある程度読んだりしていたので、結末は知っていたのですが大変面白かった……

「子供ブロイラー」や「生きていることが罰」「選ばれなければ要らない」など読んでいて刺さることも多く、愛と罪と罰を分け合った冠葉と晶馬と陽毬の物語が、無事完結したのも良かったです :ablobcatnodmeltcry:

メタファーも多く、難解な文章もあり、心理描写はあまりないので、小説として見るのであれば分からないことも多いのですが、アニメの文章補完として見るのであればかなり優秀な小説だと思うので、取っ掛かりとしてアニメからオススメしたくなる物語の一つです :ablobcatheart:

幾原邦彦、高橋慶「輪るピングドラム(中)」(幻冬舎コミックス)を読んだ。

gentosha-comics.net/book/b5202

やっぱり面白い☺️
先の展開を知っていても、片鱗があったとはいえ上巻とは打って変わって一気にシリアス感が増して緊迫感がありハラハラして読んでおりました :blobcatneutral:

徐々に物語の背景やモチーフとなった16年前の事件が明かされ始め、桃果や多蕗さんやゆりの過去も描かれており、そこから大人になったとは簡単には言えない辛さがあった。 :blob_cry:

登場人物たちの思惑が複雑に絡み合って、仮初の家族の崩壊もあり、度々登場する"運命"、"家族"というワードを嫌でも意識させる展開が続き、いよいよ終わりに向かって動き出しているのだなと感じた :blob_cry:

幾原邦彦、高橋慶「輪るピングドラム(上)」(幻冬舎コミックス)読んだ。

gentosha-comics.net/book/b5201

相変わらず面白かった😚
アニメ化もしましたね、当時見ていたときの記憶をうっすらと思い出しました :blobcatread:

ピングドラムとは、陽毬が生き返ったのは何故なのか、プロジェクトMとは……気になる伏線しかないからどんどん読み進めてしまい楽しかった :ablobnwn:

導入部としては、かなり読みやすく文体と心理描写も程よくしっかりしているので読みながらアニメの映像が頭の中を浮かんできました、次巻も楽しみです :ablobcatheartsqueeze:

綾辻行人「深泥丘奇談・続々」(角川文庫)を読んだ。

[kadokawa.co.jp/product/3219030…](https://www.kadokawa.co.jp/product/321903000342/)

面白くなかった!
京都に住むミステリ作家が様々な怪異に遭遇する連作短編集の第三作目であり、完結編。
1,2作目も読んでおり、全然面白くなかったけども最終作で何か印象が変わるかと思って期待したが、そのまま面白くなかった :ablobcatnodfast:

幻想怪奇的なお話になっているが、短編で短いこともあったし、短話の終わりに怪奇を曖昧なままとしているから、怪奇がそのままホラー的な恐怖に全然繋がらなかった。

多分この深泥丘という舞台装置が好きな人は合うのだろうなぁ :ablobcatnodmeltcry:

 

澤村伊智「さえづちの眼」(角川ホラー文庫)を読んだ。

kadokawa.co.jp/product/3221040

比嘉姉妹シリーズ初の中篇集、タイトルの「さえづちの眼」含む3遍が収録されていた。
良くも悪くも普通のホラー小説だったかな、安定していたとも言う :blobcatneutral:

個人的には「さえづちの眼」は中々面白かったと思うが、他2編は正直普通だったかなぁ…… :ablobcatnod:

「さえづちの眼」は舞台となる郊外にある名家・架守家で起こった一人娘の失踪事件の一部始終を前半に勤めていた家政婦の手紙調で描くことにより、一定の恐怖感を煽り、更に解決編となる後半で二転三転した後にしっかり怪異以外で片付けられない終わり方をしていてホラー小説としても締まっていたのが面白かった :blobcatfingerguns:

このシリーズも短編集続きだったが、単行本で長編も新たに出たと言うことで文庫化を楽しみにしております :blobcatchristmasglowsticks:

 

一昨日の帰り道にふらっと書店に寄りまた買ってしまった :blobcatread:

・月原渉「すべてはエマのために」(新潮文庫NEX)
・永瀬さらさ「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました 11」(角川ビーンズ文庫)
・soy「勿論、慰謝料請求いたします! 6」(ビーズログ文庫)

ラスボスや慰謝料など、やっと最新刊に追いつけた :blobcat_frustration:

大島清昭「影踏亭の怪談」(創元推理文庫)を読んだ。

tsogen.co.jp/sp/isbn/978448845

いやぁ〜、面白かった :ablobnwn:
文庫化を待望しており早速読んでみましたが大当たりでした🎯
直近で読んだ中だとトップレベルにお勧めです :ablobcatnod:

民俗学の知見を生かしたルポ形式の作品を発表している怪談作家の呻木叫子を探偵としたホラーミステリーのシリーズ一作目。連作短編集となっており、ちゃんとそれぞれのお話が怪異と論理で成り立っているのが良かった :ablobcatnod:

また実は全てが繋がっており、一つの怪異の元が炙り出される結末は純粋にすごいと思いました👍

読後感としては、面白かったのは勿論のこと非常にホラー×ミステリーとしてのバランスが良かった。怪談を調査して行くうちに怪談に倣った、または超常的な殺人事件が起きるのだが、そこに介在するトリックは論理で綺麗に解き明かすし、殺人事件の元となった怪談は怪談として扱われている分別がとても良かった 👍

終わり方的に続きは出なさそうですが、シリーズ2作目(時系列で言うと今作の途中で遭遇した怪談?)も単行本では出ているようなので文庫派の私としては文庫化を心待ちにしようと思います😊

 

山田桐子「引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番7」(一迅社文庫アイリス)を読んだ。

[ichijinsha.co.jp/iris/title/se…](https://www.ichijinsha.co.jp/iris/title/seiju-ban-7/)

今回も非常に甘酸っぱくて良かったです :ablobnwn:

幽霊がサイラスについてしまい自制心が緩んでしまう事態になったが、その幽霊を宥める為にはミュリエルと四六時中一緒にいるしかない……と言ったような展開で真っ向勝負の甘いイベントが描かれていて思わずむず痒くなってしまいました :blobcatdrool2:

また物語の核となる過去の「竜と花嫁」の伝承など、本筋のお話も一つ進んで少しづついますね、ちゃんと物語を停滞させてないのも偉い⭕️

とりあえず最新刊に追いついたので、次巻も楽しみです :ablobcatnod:

 

山田桐子「引きこもり令嬢は話のわかる聖獣番6」(一迅社文庫アイリス)を読んだ。

ichijinsha.co.jp/iris/title/se

このシリーズも安定して読めるし、主人公が引っ込み思案タイプのおもしれー女系なので、コメディ的にも楽しめるのが良いのよなぁ :blobcatdrool2:

図らずも今の季節にちょうど良い避暑地の大自然での合宿編で、夏らしいイベントごとに絡めてお話が進み季節柄読みやすかったのもよい :ablobcatnodfast:

まだまだ恋人初心者のミュリエルとサイラスの関係性が、またこの巻で少しづつ進んでいき、最後にとびっきり甘酸っぱいことしてくれたので今回も満足です :blobcatcoy:

 

紀田順一郎「古本屋探偵の事件簿」(創元推理文庫)を読んだ。

tsogen.co.jp/sp/isbn/978448840

「ビブリア」シリーズなど、古書とミステリの相性はとても良いものだと感じていたが、この本も「古書」が中心となるミステリとして面白かった :ablobnwn:

「本の探偵――何でも見つけます」という奇妙な広告を掲げた神田の古書店「書肆・蔵書一代」主人、須藤康平が探偵として、様々な古書や人を探す過程で色々な謎に遭遇して行くのだが、その時に出会う愛書家は誰もが一癖も二癖もあるような人物ばかりで、それがまた良い味を出していた :ablobnwn:

戦後〜が舞台となっており、今の現代と違ってその時代にしか出せない人探しや脚で解決するような泥臭い展開も読んでいて作品に浸かれたのかと思う :ablobcatnod:

古本屋、印刷家、出版業界、愛書家、蔵書家…古書に纏わる様々な人達の表も裏も全てまぜこぜになって描かれており、ミステリ以外でも楽しめる要素があって良かった :blobcatread:

この作者は初読だったが、他の作品も読んでみたいと思うくらいには良かったです :blobcatcoy:

 

先月買い忘れていた本やシリーズものの続きを購入 :blobcatcoy:
・都筑道夫「三重露出」(徳間文庫)
・澤村伊智「アウターQ 弱小Webマガジンの事件簿」(双葉文庫)
・永瀬さらさ「悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました10」(角川ビーンズ文庫)

最近は都筑道夫作品をどんどん復刊してくれて嬉しいねぇ :ablobnwn:

Fedibird

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