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澤村伊智「さえづちの眼」(角川ホラー文庫)を読んだ。

kadokawa.co.jp/product/3221040

比嘉姉妹シリーズ初の中篇集、タイトルの「さえづちの眼」含む3遍が収録されていた。
良くも悪くも普通のホラー小説だったかな、安定していたとも言う :blobcatneutral:

個人的には「さえづちの眼」は中々面白かったと思うが、他2編は正直普通だったかなぁ…… :ablobcatnod:

「さえづちの眼」は舞台となる郊外にある名家・架守家で起こった一人娘の失踪事件の一部始終を前半に勤めていた家政婦の手紙調で描くことにより、一定の恐怖感を煽り、更に解決編となる後半で二転三転した後にしっかり怪異以外で片付けられない終わり方をしていてホラー小説としても締まっていたのが面白かった :blobcatfingerguns:

このシリーズも短編集続きだったが、単行本で長編も新たに出たと言うことで文庫化を楽しみにしております :blobcatchristmasglowsticks:

 

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