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吸血鬼映画では『ニア・ダーク』が圧倒的に好き。

『インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア』を観た。ルイ(ブラッド・ピット)がレスタト(トム・クルーズ)というヴァンパイアに気に入られて仲間になるが、人間を殺して生きることを受け入れ切れず、でも死ぬこともできず罪悪感に苛まれてきた人生(吸血鬼生?)を回想する話。以下ネタバレを含む感想。 

ブラッド・ピットの顔と溢れ出る陽の気が苦手だからか、レスタトと別れた後のルイうじうじパートは退屈だった…しかし最後にレスタトが元気に再登場して笑わせてくれたので良かった。私はトム・クルーズもあまり好きではなかったが、レスタトがすごく良い奴ので少し好きになった…レスタトはなぜかルイにすごく執着していて、何かとルイの面倒を見てあげるし、ルイに冷たくされても見放さないし、生きるのがつらいルイのために生きがい(家族)も作ってあげたのに、ルイに見殺しにされ、復活してもまた殺される(しかし吸血鬼パワーで生き延びていた)。200年後くらいに再会するが、また見捨てられてしまって本当にかわいそう…こんなに酷い目に遭わされたのに「ルイのやつめ いまだにボヤいてやがる」で済ませられるのすごくない? 懐が深すぎるやろ…ブロマンスとしても見ることができる結構面白い映画だった。

ここ3年くらいでジェンダーレスの良質な下着が増えてアゲやな〜ジェンダーレスファッションの流行が終わっても続いてほしい。例えばこんなかわいいやつがある。→bushypark.tokyo/

実はまだ観たことなかった『ブレードランナー』を観た。物語としては別に面白くないけれど、絵作りというか、ディティールがすごく良かった。特に主人公の部屋のシーン。あと冒頭の謎のヌードル屋さん。

セブンイレブンのおでん、袋詰めになって餅巾着が消えたのが悲しい…

知り合いが1日に最低6回は家族とハグをするらしい。衝撃の事実だ。ぬいぐるみを除けば、私は1年に1回もしないような気がする。犬ならともかく、家族と触れ合いたいという感情がない…

コロナ以降歌舞伎の一幕見席はなくなっていたが、いつの間にか復活し、しかもオンラインで指定席が取れるようになっている。当日に並ばなくても良い。素晴らしい。『マハーバーラタ』を観よう。

原稿を書いている時は飲まず食わずモードになってしまうな…そして書き終わってから部屋が寒いことに気づいて凍えた。

阪神日本一の経済効果予測に対して「そんなに…?」と思っていたけれど、サポ犬の動向を見る限りさもありなんという感じだ。サポ犬は昨晩さっそく勝利を祝うためお酒を買いに行き、今日は日本一記念グッズを買い、さらに阪神とは関係のない高級スニーカーも買っていた。何であれお金を使うことが「祝い」になるらしい。

阪神が優勝したのでサポ犬(阪神ファン)が吠えている。今すぐ関西に帰って喜びを分かち合いたいらしい。

日本国際ボランティアセンターの寄付プロジェクトに申し込みをした。ブックオフに物品を送ると買取額が寄付される仕組み。

ngo-jvc.net/news/news/jvc_book

今日は70歳の先生が「マジで、危ない」と言っていたのが面白かった。先生はおちゃめなのでたまに「マジで」とか「ヤバい」とか言うし、変わり種のラーメンにも挑戦する。

映画『ミッドサマー』を観た。とても怖いと聞いて覚悟していたからか、怖くなかった。映像が美しいので恐怖を感じる余裕がなかったかも。

まあ、例え日本に伝統的な油彩の技術を学んだ時代があったとしても、産業革命以後、絵画のあり方が変わるのは間違いない。でも基礎があるのとないのとでは全然違うだろうという話。制作者にとってだけではなく、鑑賞者にとっても。

出張がてら、長崎に行ってきた。キリスト教とあわせて、日本に西洋美術が入ってきた土地。学生の頃からずっと行きたかった。滞在時間が限られていたので、教会は大浦天主堂しか行けなかったけれど、なんだか感慨深かった。日本にキリスト教が伝わったのは16世紀の半ば。その後キリスト教の教育機関によって絵画制作の技術指導も行われた。時期的にはスペインでベラスケス、オランダでレンブラントが誕生する少し前にあたる。残念ながら禁教政策によりこれらの施設は閉鎖され、油彩の技術も途絶えてしまった。その後日本で本格的に油彩が描かれるようになるのは19世紀後半のこと。西洋では人工の顔料によるチューブ絵具が使われ、印象派が登場していた。そんな時代だったので、伝統的で堅牢な油彩の技術は日本に根づかなかった。もしも禁教がなければ、日本の絵画史は全く違うものになっていたはず…というようなことを考えながら過ごした。ちょうど長崎県美術館では南蛮美術のコレクターでもある永見徳太郎の展覧会をやっていた。長崎は食べ物も美味しいし、教会巡りのためにまた訪れたい。路面電車が走っているところもオランダっぽくて良い。

この本の中に、七五三とかで意に沿わない格好をさせられて辛い思いをするエピソードが出てくる。私の場合、七五三の時の記憶はほとんどないが、飾られている写真を見るのはきつい。成人の年に振袖を着て写真を撮らされたことは今でも屈辱に感じる。そもそも写真が嫌いなので、自分の写真が飾られていること自体耐え難い。親が死んだら全部処分する予定。プリクラも嫌いで仕方なく付き合ったこともあったけれど、すぐに捨てていた。自分の写真は手元にほとんどない。

トランスといえば、周司あきら、高井ゆと里『トランスジェンダー入門』も読んだ。充実の内容だった。とやかくいう前にこれを読んでくれという感じ。ありがたい。

中村明日美子『Jの総て』を読み直したがやはり素晴らしい。中村明日美子の作品で一番印象に残っている作品。トランスジェンダーに関心がある人は読むべき。ただしエログロな表現もあるので苦手な人は注意。川本直『ジュリアン・バトラーの真実の生涯』とあわせておすすめ。どちらも20世紀半ば〜後半のアメリカが舞台で、今でいうトランスジェンダーが主人公。

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