おニャン子クラブと言えば、今振り返って思えば、女性差別の最たるもので、そこでそれを受け入れて、その価値観を内面化していって成功した人たちの中から三原じゅん子みたいな人(国生さゆりのこと)が出てきても、考えてみたら、そんなに驚くべきことではないと感じますね。
当時から私はあまり気持ち良くは思っていなかったけど、私自身もあのミソジニーを仕方ないもの、世間というのは女をそのように見ているものとして受け流してきてしまった。空気を悪くすることが嫌で、自分はハズレ者として生きればいいと思っていて。
日本中のたくさんの人たちがそれを娯楽として楽しんできたのだから、その人たちが大人になって社会の中堅どころを構成するような今の日本がこのような悲惨なことになっているのも、頷けます。皆で何十年もかけて作ってきた社会です。