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図書館で借りた3冊、読みました。
イラン・パペ氏の研究書2冊は、パレスチナ問題の過去から現在までを掴むなら、『イスラエルに関する十の神話』が分かりやすいと思いました。

◆『イスラエルに関する十の神話』は、
イスラエル側が公的な歴史として表明している、イスラエルとパレスチナの過去と現在に関して事実がねじ曲げられた「神話」を、実際の「歴史的事実」と並置して分析・否定しながら、イスラエルの嘘で固められたプロパガンダを解体してゆく本でした。
(例えば第一章のタイトルは、「パレスチナは無人の地であった」で、各章ごとに“神話”の虚偽を分かりやすく説明しています。)

◆『パレスチナの民族浄化 イスラエル建国の暴力』は、
1948年のイスラエル建国という出来事の前後に起きた、パレスチナ住民が虐殺・追放された「大災厄(ナクバ)」と呼ばれる民族浄化(イスラエルは決して認めない)について、そして1949年以降から近年に至るまでの、国連も含めた「和平プロセス」の失敗の歴史が非常に詳細に記されていました。

これ知らなかったのですが、国連が1949年に「UNRWA(国連パレスチナ難民救済事業機関)」を創設した理由が、難民に認められた最初の権利である「帰還権」を認めさせないために、イスラエルと海外のシオニズム組織が当時の「国際難民機関(IRO/現在はUNHCR)」を巻き込ませないように妨害した結果だとあった。

だからUNRWAは難民の帰還には関与せず、難民キャンプでの日常生活や雇用の支援を与えるためだけに国連が作った特別な部局、と。
最初から骨抜きだったんだな…


ユキさんこんにちは。昔の投稿へのリプライ失礼いたします。
UNRWAについて記載のあった本がどちらか覚えていましたら私も手に取りたく、もしよろしければ教えていただけますでしょうか?🙇‍♀️
どうぞよろしくお願いいたします。

遥さん、おはようございます!
この記述はイラン・パペ『パレスチナの民族浄化 イスラエル建国の暴力』の中にあったものです。
絶版ですが共訳者の方が重版に向け訳文校正中と仰っていたので、これから書店や図書館でまた手に取りやすくなると良いな…と思っていたところでした🥲

おはようございます、教えていただきありがとうございます…!
共訳者の方調べたのですが、早尾さんなんですね!今早尾さんの著書を読んでいる所です。

予定では12月とのことなので、歯がゆいですが待ちたいと思います。ユキさんがお勧めされていた「交差するパレスチナ」は購入できたので、そちらから読み進めようと思います🙏

いつも丁寧な情報すごく助かっています。いつまありがとうございます☺️

早尾さんの『パレスチナ/イスラエル論』でしょうか。在庫切れで復活を待っているのですが、私も読むつもりです☺️
『交差するパレスチナ』は様々な論点からイスラエル問題を知ることのできる、とても良い本でした。
誰も止めようとしない暴虐と自分の日常生活との折り合いがつけられないでいるのですが、遙さんのように今できることやデモへの参加を共有してくださる方の発信のおかげで、何とか気持ちを立て直すことができて救われています…!(勝手ですが)ありがとうございます🥲

「ユダヤとイスラエルのあいだ 民族/国民のアポリア」という本です!

まだ半分程度ですが、アーレントやバトラーがイスラエル建国前後の際どう捉えていたか、矛盾を自覚しつつも建国に賛成した揺れ動きなどが書かれていて、とても興味深く読んでいます。

私も読書量がかなり減ってしまいました…お気持ち少しですが分かります。私もユキさんの怒りに共感していますし、そんな方がいてくださる事がすごく嬉しいです。これからもよろしくお願いします☺️🙏

早尾さんのその本は知りませんでした。今年の夏に新装版が出ていたんですね、私も読んでみます!ありがとうございます🙇‍♀️
遙さんの行動やシェアしてくださること、とても心強いです。こちらこそよろしくお願いします…!😢🤝

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