「ディアスポラ」研究、個人としては論文にはしなかったけれども、共同研究として2012年の『移動と革命』(論創社)として上梓しました。
冒頭で中欧・東欧研究者の小沢弘明さんと中東研究者の栗田禎子さんとの長い討議。
論考として、今や日本における仏語圏移民研究第一人者の森千香子さん、米国の黒人、生殖の政治のこれまた第一人者の兼子歩さん、森崎和江研究の第一人者・日本近現代思想史の水溜真由美さん、近代日本社会主義思想史の大田英昭さん、プルードン研究者の金山準さん(『プルードン:「反絶対」の探求』を近年上梓)、ベ平連など近現代日本思想史の神子島健さん、政治思想史の柏崎正憲さん、などなど多彩なメンバーが参加しています。
金山準さんと神子島さんは、『ロシア・シオニズムの想像力』(東大出版会)の著者、鶴見太郎さんと東大駒場相関社会科学専攻の大学院のほぼ同期にあたります。
しかし、この本、ほんとは遅くとも2011年には出版予定だったのになー。
ともあれ、ご関心の或る方はご一瞥いただければ幸です。