昨日も原爆ドーム前のスタンディングに参加しました。
昨日は色んなことがあって書ききれない。とにかく書いてみます。

昨日は『トゥ・キッズ・ア・デイ』という映画を観ました。
映画の後の講演会で、製作者のお二人に話を聞きました。印象的だった話がいくつかあります。

「シオニストの中にもリベラルな人々もいる。しかし、それはあくまでもシオニストの体制の中でのリベラルだ。彼らはイスラエルでデモをするけれど、その目的は、ガザの人々の命を奪うな、ではなく、人質が返すように行動せよ、というもの。リベラルな人々が口にする、リターン・トゥ・ガザというスローガンがある。これは、人質を返してもらってガザに帰ろう、それで終わりにしようという意味だ。これが〈リベラルで善良な人々〉の考え」

「昨年の10月までこの作品はイスラエル国内でも公開されていた。毎週3回上映していたけど、文化スポーツ大臣が公開中止を言ってきた。イスラエル軍に対するネガティブな印象を与えるから、という理由だった。大臣の意見に同調する反対運動もあったが、これが逆に評判になり、多くの人々が見に来た。知らなかった、という人たちもいた。もっと知らなければ、という人もいた。」

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「しかし、今は上映ができなくなった。10時7日以降、パレスチナの子どもに共感する回路はシャットダウンされてしまった」

「7年間の制作期間、何度も何度も映画の尋問シーンを見た。しかし、仕事が終わって家に向かうと通りではカフェで人々が口に楽しそうに談笑している。すぐ近くで虐殺が行われている今も、私の周囲では静かな生活が営まれている。状況を変えたくない、知りたくない、という考えが政府をサポートしてしまっているんです。だから現実を見るのが、厳しい、苦しい、辛いと思っても、虐殺や民族浄化をサポートしないため、風穴をあけるために、映画を作る。レフトだけでなく、極右にも観てほしい。そして裂け目を作りたい」

会場の雰囲気も含め、本当に素晴らしいイベントでした。

その後、原爆ドーム前に移動し、監督とプロデューサーもスタンディングの場に来てくれました。

ツイッターで今日来るとおっしやっていた女性も参加してくださいました。その女性は専門学校の先生で、生徒さんたちにガザのことを伝えたそうです。3回の連続講義で、きちんと興味を持ってくれた若い人もいたそうです。そういう試みは、本当に素晴らしいなと思いました。

終わってからは食事会をしました。これから何をやっていきたいのかを話せたのもよかったです。濃い1日でした。

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