一番面白かったのは企業のトップになった友人と交わした会話。
>「どうだい、うまくいってるかい。ボスになる気分はどう?」
>「おかげさまで、万事うまくいっている。だけど一つだけ、あんだかいやな感じのすることがあるんだ」
>「なんだい?」
>「どうもね、ボクのくだらないジョークに、みんなひどくよく笑うようになったんだよ。前はジョークを言ってもウケないこともあったのに、いまは駄洒落を言った瞬間にみんあが爆笑するんだ」
>自分はジョークがうまくなったのだと思いたい――でも頭では、そうではないことを理解していた。
政治家が失言するときのメカニズムをぴたりと言い当てているなと思って笑ってしまった。もちろん、政治家に限った話でもないんだけども。