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ガラス箱の中の小宇宙と性。アンゼルム・キーファー「Opus Magnum」展(ファーガス・マカフリー 東京)レビュー(評:香川檀) tokyoartbeat.com/articles/-/an

現在ファーガス・マカフリー東京で開催中のアンゼルム・キーファー「Opus Magnum」展(開催中〜2024.6.29)についてのレビュー。『想起のかたち 記憶アートの歴史意識』(水声社、2012)など、ドイツ現代美術における歴史や記憶をメディア/メディウムとする潮流や作品についての著書が多い香川檀武蔵野美大教授が執筆しており、これはTOKYO ART BEATの中の人が良い仕事をしはりました。

キーファーというと、鉛製の超巨大オブジェがドドーン! という作風で知られますが、今回は彼にしては小品が多いようで。それでも「歴史を裏側から見る」ための寓意が横溢しているらしく、この系統の作品が来年二条城で見られるなら、それはかなり楽しみですね。床が抜けてしまう心配もなさそうですし←←

ファーガス・マカフリー、2018年にNYの本店で〈具体〉展を開催したとき、オープニングでの村上三郎の紙破りパフォーマンスを、日本の前衛美術を長年にわたって米国に紹介してきたアレクサンドラ・モンローにさせていて(リンク先参照)、これは批評的にドンピシャだよなぁと唸ったもの。 :twitter: 上で村上三郎のご子息とこの話題になったときも、NYで初の〈具体〉展でパフォーマーに女性を起用したの、プレゼンテーションとしては満点ですよね〜と互いに好感しきりでした。来年の京都でも、マカフリーの批評的手腕に注目したい(←誰目線やねん :ablobcatgooglymlem:

twitter.com/akmunroe/status/98

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