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ナミビアの砂漠見てきたんだけど、なるほど、こういう話だったのか

20代の頃に身近にいた感じの子の話だなーと思って見てたら違う感じの世界の話になっていた。デュオのリバイバルみたいだなーと思う。しかし男女反転には当然なるわけがなく、ひとりでふたりぶんをやっているのでこれはもう大変に大変な。そういうことかーとなってから「そういえば」が遡ってクリアになるのでむしろ安心して見られた。表象として正しいかどうかはちょい保留したいけど、表現としてはいいのでは。声と音の映画。

「魚座どうし」でも思ったけど、私にはちょい才気走りすぎてる作風なのだが、とにかく根性が大嫌いな、しかしかなり根性のあるタイプの監督なんだろうなと思う。

何かをしながら別の何かをせずにいられないタイプの人だと身体の動きを思い返せば常にそうなのとかすごいコントロール力だよね。日焼け止めを塗りながら歩く登場。友達の声に相槌をうちながら横の会話の方を聞いている。タバコを吸いながら自転車に乗る。甘いのとしょっぱいのうれしー。マルチタスクなわけではない。何かひとつだけ強く欲望して突き進んでるわけでもない。選択したくない。ふたつ以上が必要なだけ。若い女子の話として自意識のほうにいかず「困った人が困っている」話をただそれだけに描かれてるの自体が珍しいので、そこは素直に賛。当たり前の「にんげん」である苦労の話だと思いました。ただわけのわからなさに何かしら背景があることは美点とも欠点とも取れる気がする。

すごくパワフルで魅せられるとこもあるけど、私はだいぶ前に通り過ぎすぎた景色だからかそんなに好きではない、枠かなー。デュオもすごい映画だとは思うけど、好きかどうかといわれると迷うしなー

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