うち知ってる人は仲良く見えると思うけど(実際割と仲良しではあるよ)でもたぶん日常の中の一部の厭なシーンを切り出したらすごく酷い関係性だなと思う人いるだろうし、ホラーに見えるし、生計を一にする密室の関係性ってそういうもんだと思いますよ。自分についてもそういう距離で生きている人間なので、この映画のぼんやりした感情の行き場のなさに対する突き放さなさ、かといって感情のみにて生きるにあらずの冷静さ、そもそも日常の8割は愛とかなんとかそういう話ではないところで生きてるもんではないです?という距離のある観察性、そこをショットで示せる(うしろあたま!)あたりの巧み、なんか好きな方向性で、とてもおもしろく見ました