”この碑文には、日本軍が第二次世界大戦当時、アジア太平洋地域で数多くの少女と女性たちを強制的に連れて行き軍隊の性奴隷として利用し、少女像はこの被害者たちを記憶する象徴だと書かれている。日本側はこの少女像の除幕式前から反対の声をあげてきたが、少女像は5カ月間揺るぎなくその場を守っている。少女像を見た現地の人々や世界の観光客の反応はどうかという質問に、カイアッツァさんは「イタリア人の反応も世界の人々と似ている。先進国だと思っていた日本の国家主導犯罪を知って驚き、まだ解決していない問題なので驚く」とし、「ソーシャルメディアを通じてさらに広く知られているようだ」と語った。”
” 「日本の嫌韓・極右勢力が市長と市関係者たち宛てに脅迫メールをはじめ、関連内容が書かれた手紙や品物などを小包で送ってくる。韓国軍はベトナム戦争でもっと酷いことをしたという。そして、駐イタリア韓国大使館に立場を聞いてみろと言われた。ところが、韓国側からは何の返事もなかった」
そして、スティンティーノ市が(日本の主張を踏まえ)文言の変更を検討する意向を示したと共同通信などが報じたが、これは事実ではないと付け加えた。カイアッツァさんは「(このような脅威は)一種の脅迫、ストーキングだと思う。イタリアの人々はもっと否定的に捉えている」と強調した。イタリアメディアの「イル・フォッリョ」は6月24日、「戦争の被害女性たちの悲劇を巡る『政治的な操作』が、先週土曜日にサルデーニャに建てられた少女像でそのまま現れている」と報道した。”