神田の古書店に行けばあるのかな。2004年くらいに出た歴史学の本

虐げられた農民像ではなく、ずる賢くてもしぶとく生きる農民像、みたいな内容の歴史書籍を探してたけど、名前忘れて気になっている。お上が何しようが白河夜舟の高いびきで、上納する米の量をごまかしたりしてたりとか。

史学の書籍見てたら、参考文献にしてた美学系の研究者の方が共著で本出してた。沢山の本のなかで、ぽつんとあって、この人はどこそこの大学で今講師をしてるんだと知った。何の知り合いでもないけど、久しぶりに会った人みたいな、妙な気分になった。

自分の幸せを誰かに委ねてはいけない、という旨のことを、つまりまぁ、いつも話すときに言われていることを同じように、同じ調子で。考えや価値観がちょっと独特だけど、それはそのままで良いともいわれ、あぁ、やっぱり変わっているんだなとも思う。いつもだいたい同じ内容だけど、たぶん違う人から同じことを言われてもそれは違うもので、この人から聞きたい、とかあるんだろうな。内容というか、その後ろの声に耳を傾けるような。なんであんなにはっきりと言えるのだろう。自分でも普段ぼんやりしてるけど、はっきり言うことがあるのと同じなのかな。

というか現代アートの人、なんかもう平民は相手にしませんみたいな人ばっか目について、なんか、もう。

最近の哲学的な潮流みたいなの、良い本あれば教えてください。正典なき後の流れが分からないので、頭の回りが一周半遅いってツイッターでエアツイでバカにされて困ってます。現代アート界隈の人にバカにされます。確かに現代アートもうわけわかめですけど

あぁ、あと表象系、三角構図が男性権力をイメージしてるみたいなの、雑過ぎませんか。学生時代に読んでてツッコミたかった。実際の史料見ながらもっとバリエーションあるわ!って思いました。美術系の人は、イメージをさらにイメージで再生産してませんか、そういうもの?疑問。思い出したらだんだん火がついてきた。

写真については非常に薄ーく縁があるくらいで、私は仕事にしてません。知らないことは多いけど、家族写真について調べる中で、アーバスのUNTITLEDseriesに辿り着いて、気に入ったので写真集買いました。とても優しい写真だと思ってます。でも撮ってる人は何か命削りながら撮ってそうな感じがするんですよね。よく分かんないけどヒリヒリ痛む。

そんな感じで家族って何?みたいな素朴な疑問から歴史学なのに、婦人雑誌にみる家族のイメージを追いかけてました。12年前くらい、当時美術系で既に散々やってたはずなのに、先行研究ろくに見つからずに困りました。絶対あるはずなのにどこ検索しても出てこないのはレファレンス悪すぎじゃないですかね。

あぁ、あと祖父母の代と父母の代それぞれで親戚連中から土地などを持ってかれたので衰退してます。お金が欲しい人は何かと理由をつけたり付けなかったりして、結局持ってくんですね怖い。なので、私は全くそういうところから離れて、全然関係ないところで1から始める代らしいです。

ちなみに母方の祖母は田舎庄屋のお嬢さんとして育ってしまい、家事能力ほぼ無かったが、祖父が褒めてたから辛うじて料理などはできるようになったらしい。しかし、ほぼ天ぷらなどの店屋物だったようだ。祖父も宴会好きだったから偏りが出たようだ。しかし気位が高いので癇に障ると「わしゃ女中じゃねぇ!」と言っていた。私が子どもの時にも言ってました。

母方の祖父は創り酒屋の丁稚奉公に来ていた。そこの長女と結婚、造り酒屋戦後の減反政策で廃業、祖父は器用で手足を使うことには努力家だったので、カメラに興味を示して営業写真の弟子入りをして、実家を写真屋に改造。その長男と母も、写真の道に進む。母は、前回の東京五輪の際(1969年だっけ?)ちょうどどこかに弟子入りして仕事していた。母は、体力もあり、運動部に所属していた私の兄にすら腕相撲で勝っていた。結婚式のアルミの雛壇や機材など、とても重いものをたくさん担いで走り回っていたから。

私、母から家系の因業話しをたくさん聞かされ過ぎて、自分の存在感がそもそも薄い、虚無。父方の祖母が既婚だった祖父を寝とった話しとか、父に私妊娠発覚の際はおろせと言われて母抵抗、下手すると産まれてなかったエピソードなど。父も父だが、話す母も母ではあるけれど、私に家的な意識が希薄過ぎてどこか他人の話しのようにも聞いていた覚えがある。いろいろ聞かされたという話しを聴いた姉は私の代わりに怒ってくれていたけれど、そんな感情湧いてこなかった。ただ黙って聞くだけだった。あ、なんというか、総じて皆の感情の受け皿みたいな役割だったような?傷ついたヒーラーというやつらしい、まさに天然物だ。

これは時間がかかるというか、まだ手が出せないステップだなぁ

借り物でない自分の言葉を出すことに改めて苦戦している。

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